京都~建仁寺2022.4

臨済宗大本山 建仁寺
京都市東山区にある、京都最古の禅寺。

高台寺に車を停め、八坂神社経由で歩いてきた。
→「高台寺から八坂神社をさんぽ

開山は、栄西禅師
開基は、源頼家

鎌倉時代の建仁2年(1202年)開創
元号を寺号とし、山号を東山(とうざん)と称した。
創建当時は、天台・密教・禅の三宗兼学の道場だった。

*栄西禅師…
字は明庵(みんなん)、号は千光葉上(せんこうようじょう)

1141年4月20日、
備中(岡山県)吉備津宮の社家、賀陽(かや)氏の子として誕生。

11歳で、地元安養寺の静心(じょうしん)和尚に師事し、
13歳で比叡山延暦寺に登り、14歳で落髪。天台・密教を修めた。
28歳と47歳の時、2度の渡宋を果たし、日本に禅を伝えた。

「風神雷神図屏風」や「双龍図」を見るため、本坊へ。

拝観時間:10:00~16:30(最終受付16:30)
拝観料:600円

展示物や堂内はすべて撮影OK!!
太っ腹~~(*^^)v

大書院にある、風神雷神図屏風
俵屋宗達筆 江戸時代 二曲一双
紙本金地著色 各縦154.5cm 横169.8cm

本図に落款も印章もないが、俵屋宗達の真作で、晩年の最高傑作とされている。
二曲一双の屏風全面に金箔を押し、右隻に風神左隻に雷神を描いている。

国宝を写真撮っちゃってもいいの??
すごい!太っ腹~~~!!

って思ってたけど、これは、高精細複製作品。
本物は、京都国立博物館にある。

(ただ、国宝である風神雷神図屏風の展示は、
年間60日間と決められている。)

*俵屋宗達(?~1640年頃)…
1570年代かその少し前の生まれと推定されている。

京都で「俵屋」という絵屋(絵画工房)を率い、
扇絵を中心とした屏風絵や料紙の下絵など、
紙製品全般の装飾を制作していたと考えられている。

建仁寺本坊中庭にある、方丈庭園「潮音庭」
中央に三尊石、その東に坐禅石、
廻りに紅葉を配した枯淡な四方正面の禅庭。

小書院
両親が以前(コロナ前)来た時は、ここでお抹茶🍵が飲めたらしい。

栄西禅師は、在宋中、茶を喫しその効用と作法を研究
茶種を持ち帰り日本での栽培を奨励

「喫茶養生記(きっさようじょうき)」を著すなどして普及と奨励に勤め、
日本の茶祖としても尊崇されている。

そのため、建仁寺では、毎年4月20日に四頭茶会が開催されている。
(2022年は中止。)

*建仁寺四頭茶礼…
中国の南宋・元の時代に、大きな寺院にて行われていた茶礼。
鎌倉時代に栄西禅師が禅と共に伝えたとされている。
室町・桃山時代以降流行し、盛んに用いられた作法である。

十一面観音菩薩坐像(方丈)
徳川二代将軍・徳川秀忠公の娘である、
東福門院(御水尾天皇の中宮で、明正天皇の生母)が寄進した寺宝。

方丈庭園「大雄園」
(方丈前の枯山水庭園)
現在の作庭は、昭和初期頃、加藤熊吉により作庭されたもの。

建仁寺は、中国百丈山の禅刹を模したといわれ、
庭園も百丈山の景色を模して作庭された。

栄西禅師は、2回目の入宋時、インドへの巡蹟を目指すも果たせず、
天台山に登り、万年寺の住持虚庵懐敞(きあんえじょう)のもとで、
臨済宗黄龍派の禅を5年にわたり修行

その法を受け継いで、建久二年(1191)に帰国した。

1195年、博多の聖福寺(しょうふくじ)を開き、
「興禅護国論(こうぜんごこくろん)」を著し、その教えの正統を説いた。

また、鎌倉に出向き、将軍源頼家の庇護のもと
1200年に寿福寺が建立、住持に請ぜられる。

その2年後の1202年
建仁寺の創建により師の大願が果たされることになった。

1215年7月5日、建仁寺で示寂。75歳。
護国院に塔所がある。

海北友松の襖絵
雲龍図(高精細デジタル複製)

桃山時代 8幅 紙本墨書
4幅:各縦198.0cm 横187.0cm
4幅:各縦186.0cm 横133.0cm

元は方丈東南の礼の間の襖に描かれた雲龍図で、
現在は8幅の表具仕立てになっている。

琴棋書画図(高精細デジタル複製)
桃山時代 10幅 紙本淡彩

*海北友松(1533~1615)…
浅井氏家臣・海北綱親の五男(三男?)として生まれる。

その画は宋元画、特に梁楷の影響を受け鋭く力のこもった描線と、
省略の多い画法(減筆法)によって独自の画境を開いた。
作品は大画面の水墨画が多いが、金碧濃彩の屏風絵もある。

細川護熙元首相の水墨画
この襖だけでなく、たくさん展示されていた。

さて、双龍図を見るため、法堂へ移動~♬

双龍図(法堂天井)
小泉淳作筆(2002年4月完成)紙本墨書(縦11.4m 横15.7m)

法堂の天井いっぱいに阿吽の口をした2匹の龍が描かれる。
阿形の龍は、手に玉をつかむ

仏法守護として、また水の神として、
仏法の教えの雨(法雨)を降らせるたとえから、
禅宗の法堂に描かれることが多い。

法堂に入った瞬間、その迫力に圧倒される。
私が下手な感想を述べるより、「百聞は一見に如かず」だ。

建仁寺法堂は、古くより龍は描かれず、素木(しらき)とされてきたが、
建仁寺創建800年を記念して「双龍図」が制作された
(製作期間1年10ヶ月)

*小泉淳作(1924~2012)…
神奈川県鎌倉市生まれ。
慶應大学文学部を中退し、東京藝術大学日本画科に入学し、山本丘人に師事。
1982年頃より水墨画に目覚め、様々な作品を発表。

1997年、鎌倉建長寺法堂の天井画制作に着手(2000年4月完成)。
建仁寺800年慶讃事業として、法堂天井画「双龍図」制作(2002年4月奉納)。

2012年1月、肺炎のため横浜市内の病院にて逝去。享年87。

広い境内だが、現在の広さは当時の半分ほどだという。
(明治時代に塔頭の統廃合が行われ、余った土地を政府に上納したため。)

今度来ることがあったら、座禅体験をしてみたいな~♬
あ、お抹茶体験のがいいな(^-^;

今回いただいた御朱印

建仁寺
所在地:京都市東山区大和大路通四条下る小松町
拝観時間:10:00~16:30(17:00閉門)
拝観料金:一般 600円 中高生 300円 小学生 200円 ※小学生未満無料。

*建仁寺の説明は、公式ホームページを参考にしています。
https://www.kenninji.jp/

京都~建仁寺2022.4” への16件のフィードバック

  1. 取り放題なのは太っ腹ですよね>建仁寺。
    ガラスに邪魔されて上手く撮れなかった箇所が多かったような記憶があります。
    建仁寺のお茶室、とても新しくて綺麗でしたよ〜。次回は是非(^-^)

    いいね: 1人

    1. KYOさん、こんにちは(^^♪
      KYOさんの建仁寺の記事、改めて見ました!
      やっぱり写真が素敵です(*^^)v

      私が行った時は、風神雷神図屛風のガラスに入ってたレプリカは、なかったような気がします。
      ガラスに邪魔された…というか、ガラス張りになってた箇所はあったかな?って感じです。
      変わったのかな??

      海北友松の作品の本物も京都国立博物館にあるんですね!
      今度行けたら、見てきます(^.^)

      お抹茶飲まれたんですね~。
      私も次回は(*^^)v

      いいね: 1人

  2. 風神雷神図屏風の本物は京都国立博物館にでしたか。複製品でも写真撮影OKは嬉しいですよね👏
    栄西禅師は1100年代に二度もの渡宋でしたか。当時(平安時代?)は命がけだったんでしょうね。
    4月20日の四頭茶会の事は知りませんでした。見学可能であれば観たいです(調べて見ます)。法堂の双龍図は凄い迫力ですね(*^_^*)

    いいね: 1人

    1. wakasahs15thさん、こんにちは(^^♪
      はい、本物は京都国立博物館にあるようです。
      今度、行って来ようと思ってます(^^)/

      最初は、複製って知らなかったんですよ。
      いいの?いいの??って感じで…(笑)
      でも、複製でも写真不可の所もあるので、嬉しい限りです(*^^)v

      ホント、命がけですよね。
      でも、そこまでして行くのは、やはり信念なんでしょうね。(^_-)-☆

      四頭茶会、来年はあるといいですね。
      もし、見学されたら記事、楽しみにしています(^_-)-☆

      いいね

  3. 写真撮り放題とはデジタル高精細複製、ありがたい技術なんですね。
    以前立ち寄る時間がほとんどなく通りすがった際、双竜図が見れる!と推している看板のみみましたが、看板に偽り無しの見どころだと感じました。

    いいね: 1人

    1. yukitabitonさん、こんにちは(^^♪
      複製でも撮影禁止のとこも多いので、デジタル高精細複製、すごい技術なんでしょうね。
      建仁寺は室内もどこでも撮影OKなので、ホント太っ腹でした(*^^)v

      私も双竜図を見るまでは、ふ~んって言う程度でした。
      でも、実際に見ると、これは!!という感じで、やはり百聞は一見に如かずですね(^_-)-☆

      いいね: 1人

  4. ワタシもお写真撮り放題と知って行きました〜テンション爆上がりでした♪
    鳥羽美花さんの青い襖絵が素敵で写して来ましたが、今でも変わらないのでしょうか?

    いいね: 1人

      1. なんですと!
        4/5でしたか。
        あのウツクシイ青が暫く見られないとは知りませんでした。自分の予定が建仁寺の予定と合われられませんが、また閲覧できる日が来ると良いですよね(*’▽’*)

        いいね: 1人

  5. 建仁寺、行ったことないです。
    双龍図、写真からも迫力が伝わってきます。次の機会には訪れてみたいな…っていつ行けるのやら。

    いいね: 1人

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