宝塚歌劇団~大劇場宙組公演「アナスタシア」

宝塚歌劇団宙組公演「アナスタシア」
大劇場で、実に1年ぶりに観劇!!

1年前に見たのは、月組公演「I Am From Austria
→「月組大劇場公演~I am From Austria

その時、次に見たいと思っていた「アナスタシア」
新型コロナの関係で、よりチケット難になってしまった…”(-“”-)”

というのも、1度の予約(ネットも電話も)では1枚しか取れない!(゚д゚)!
2枚、4枚欲しければ、何度も決済する必要がある…。

面倒くさい…( 一一)
(現在は、1公演2枚までとることができる。)

その点、阪急交通社の貸切公演だと人数分取れる。
但し、当選すればの話だが…。
(現在は、1人で2枚(2人分)まで。)

宿泊プランは、そんなにするか??という金額ではあるが、
良席で見れるため、寄付だと思って諦めている(^^ゞ

今回は、移転オープンした宝塚ホテル宿泊プランで申し込んでいたのだが、
第2希望の宝塚ワシントンホテル宿泊で当選した”(-“”-)”

宝塚ワシントンホテルが第1希望だった両親は、宝塚ホテルで当選。
(両親がワシントンホテルが好きなのは、大浴場があるから(^^;)

上手く行かないものだね…。

まあ、当選しただけ良しとしよう!!
(10月の月組公演は両親ともども落選した…。)

劇場2階から撮影

「アナスタシア」は、1997年公開のアニメ映画をもとに制作されたミュージカル。

ロシア革命で殺害された皇帝一家の末娘アナスタシアが、
密かに難を逃れて生きていたという伝説にもとづいた作品。

ブロードウェイで、2017年初演。
2019年3月までロングラン上演された。

詐欺師でありながらも純真な心を持つ青年ディミトリと、
アナスタシアによく似た記憶喪失の少女アーニャが繰り広げる愛と冒険の物語。

ロシア革命とか、皇帝一家とか、そういう記述があると宝塚に向いてる気がする。
フランス革命とか、ヨーロッパ貴族とか、それって宝塚の専売特許?だからね(^.^)

そういや、青年と記憶喪失の少女の話って、
紫吹淳&映美くらら主演「長い春の果てに」(2002年月組)もそうだったよな~。
あ、違った、青年医師と、病弱の少女だった…(^-^;

この宙組の真風涼帆&星風まどかコンビは、紫吹淳&映美くららを思い出す。

大人の役を演じる紫吹淳や、真風涼帆。
それに対し、少女の役を演じることが多い、映美くららや星風まどか。

宝塚は座付脚本家が当て書きするので、役者にあった役柄になる。
オリジナル作品でない場合、役者に合った作品を持ってくる。

彼女たちのイメージや雰囲気に合った作品が選ばれるので、
似てくるのかな…?(^^ゞ

さて、今回の宙組「アナスタシア」
歌も演出も素晴らしく、とてもよかった。

座席から(1階9列1桁台だった)

オープニングのロマノフ王朝が倒されるシーン。
音楽と芝居、ダンスだけの構成で、臨場感があり圧倒された。
下手にストーリーテラー的な誰かが説明しない方が絶対いい。

ネタバレになってしまうので詳しくは書かないが、
衝撃的なオープニングから始まり、随所に悲劇的なシーンを織り交ぜ、
それでいて、見終わった時、後味が悪いということは決してなかった。

DVDが販売されたら、多分、買うと思う(親が(^^;)

今回の観劇。
宙組の成長にも驚かされた(←誰目線??)

メインキャストは壁に顔写真が掲げられる

まずはディミトリ役のトップスター、真風涼帆さん。
元雪組トップスター、水夏希さんによく似ている彼女(笑)

何年か前、アシックスのBCウォーカーのCMに出演した際、
「え?水??退団したのになぜ???」
と思ったのは、私だけではないだろう…(^-^;

そんな彼女のトップお披露目公演「天は赤い河のほとり」を見たのは、2年前。
→「宙組大劇場公演~天は赤い河のほとり

トップスターである真風よりも、トップ娘役、星風まどかが目立ち、
彼女の為にこの作品にしたのか?とさえ思った。

長身ではあるが、どこかインパクトが弱く、
この人がトップスターで大丈夫か?とさえ思った。
(いや、だから誰目線…(^-^;)

しかし、2年の月日は彼女を大きく成長させた。
真風ってこんなに存在感あったんだ…!(゚д゚)!
彼女は立派なトップスターになっていた(^^♪

アーニャ役、トップ娘役、星風まどかさん。
わずか入団4年目でトップ娘役に就任した実力派。

歌が上手いと言われている彼女。
確かに上手いが、みんなが絶賛するほどか??とは思う。
(宝塚の中では上手い部類ではあるが…。)

現役なら、雪組トップ娘役、真彩希帆が断トツに上手いと思う。
でも彼女は次作で退団しちゃう…残念(>_<)

様式美も必要とする宝塚にあって、
まどか(の体型)は、かわいいけど、美しくはない…。
まあ、これは好みの問題もあるかもしれない…(^^;

1つ気になったのは、
セリフの声と歌の声が、ガラッと変わるということ。

地声でセリフを言いながら、突然裏声で歌い出す。
歌ってます感が溢れてしまい、あらら…と思っていた。

そして、たまたまだろうが、彼女はこの日、セリフを2回かんだ。
かむたびに、隣のおばさんが、「うわっ」というのが気になった( 一一)

彼女はこの「アナスタシア」東京公演以降、専科に異動する。
多分、どこかの組(花組?)に落下傘する為のワンクッションだろう。

って思ってたら、
2月15日に、花組次期トップ娘役に決まったと発表された。

まどかより、真彩を残して欲しい…。
劇団の決定は謎ばかりだ。

グレブ役、2番手スター、芹香斗亜さん。
元阪急ブレーブス山沖之彦さんと、元タカラジェンヌの白川亜樹さんの娘さん。

どこか陰のある感じで、とってもカッコいい彼女。
歌は上手いとは言えないが、決して下手ではない。
歌声がどこか元宙組トップスター、大空祐飛さんに似てる。

今回の役は、どうするのかハラハラさせられたが、
なかなかいい選択をしたと思う(脚本の話(^^;)

長く2番手を務める彼女。
トップになれるかどうか微妙な感じだが、頑張って欲しいと思う。

ヴラド役、桜木みなとさん。
顔!がちょっと大空祐飛さんに似てる(^.^)
体型は似ていない…(^-^;

若手の頃から注目はしていたものの、なかなか今一つだった彼女。
今回は一皮むけたな~って感じた。

しかし…、今回の真風ディミトリ&桜木ヴラドは、
2007年に月組で上演された「パリの空より高く」の、
瀬奈アルマンド&大空ジョルジュを彷彿させた。

彼女の番手を上げるため、愛月ひかるを移動させた(と思う)から、
彼女はまだ路線なんだろうな~。

マリア皇太后のすっしー(寿つかさ)さん。
彼女の女役は初めて見たが、なかなか迫力があった(^-^;

すっしーさん的には、大きな役なのかな~。
なかなか役にはまっていたと思う。

マリア皇太后の侍女、リリー役の和希そらさん。
言わずと知れた96期。

やっぱり、96期にはあまりいい印象はない。
2番委員だったから、やっぱりそれなりに関わってたと思うし…。

ひとくくりにされるのは本意じゃないかもしれないけど、
そういったことも含めて宝塚なんだよな~。
ま、それは置いといて…。

なかなか迫力のある演技で、
やっぱりそこは男役の女装がなせる技かな。

マリア役の潤花さん。
まどか専科異動後の、トップ娘役就任予定の彼女。
舞台上では、特に印象がなかった…(^^;

1週間前に観劇した両親が「良かった!!」と言っていたのだが、
あまり期待するとがっかりするからな~と思い、
期待しつつも、期待せず(どっちだ…)、観劇した今回。

宙組ってこんなに揃ってたんだ~(#^^#)

ジェンヌ1人1人から、舞台に立てる喜びをひしひしと感じた。
その思いがエネルギーとなっていい科学反応を起こしたのだろう。

舞台が見れなかった間、ずっとDVDを見ていた。
でも、やっぱり生の舞台はいい!!

次は1月、雪組だいもん(望海風斗)&真彩希帆のサヨナラ公演。
どうしても見たい!!

しかし…、両親共々に見事落選( ;∀;)
「GOTOトラベル対象外プラン」だったが、やっぱり競争率高し…”(-“”-)”
残念…(*´Д`)

おまけ(^^♪
公式ホームページで、舞台写真&映像が見れます(^^)/
https://www.tca-pictures.net/stage/2020/anastasia/

こちらは、公式youtubeチャンネルの初日舞台映像ダイジェストです(*^^)v

宝塚歌劇団~大劇場宙組公演「アナスタシア」” への17件のフィードバック

  1. 1年ぶりの宝塚観劇でしたか!厳しい競争倍率のチケットをご両親共々にゲットされて感激された様で良かったですね👏この世界はトップスターとそれ以外では月とスッポンくらいの差があるようですね(^_^)

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    1. wakasahs15thさん、こんにちは(^^♪
      やっぱり生の舞台は良かったです(^_-)-☆
      トップスターが輝く為の舞台なので、そうなのかもしれないです(^^)/
      ただ、最近は作品重視になってきているので、トップだけが目立つという作品は少ないような気もします(*^^)v

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      1. 久しぶりだったんですね~。予約がこんなに難しいとは知りませんでした(^_^)

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      2. 基本取れないので、取れたらラッキーって感じです。
        新型コロナの観点から、本人確認できないと駄目で、友人から譲り受けるもダメになり、以前は使えていた公認の転売サイトも使えなくなり余計難しくなりました。。。
        10年前までは友の会にも入っていましたが、年会費かかるのにチケットが全く取れず、やめました(^-^;
        阪急にコネがあれば最強なんですけどね…(-“”-)”

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  2. 大好きな宝塚、やっと観劇できたんですね! 愛情がひしひしと伝わってきました。読んでいて、「組によってランクが違うの?」って疑問に思って調べてしまいました。各組の歴史とか特徴とか大まかにまとめたサイトを読んでいたら、宙組の特徴の一つに「食欲旺盛で名前を書いていない食べ物は必ず誰にか食べられる」という異質な記述があって面白かったです。

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    1. Pro Foodie Orlandoさん、こんにちは(^^♪
      はい、ようやく観劇できました~(^^)/
      組によってランクが違うというのは分かりませんが、組カラーというのは存在します。
      ダンスの花組、芝居の月組、和物の雪組、コスチュームプレイの星組、そしてダイナミックな宙組。
      最近は組カラーも薄れてきてはいますが、やはり継承しているようにも思います。

      宙組は1998年に新設された新しい組で、姿月あさと(172㎝)をトップスターに、和央ようか(173㎝)、湖月わたる(174㎝)と1~3番手までが長身で揃えられたこともあり、長身のジェンヌが配属される傾向にあります。
      (柚希礼音が星組トップになってからは、星組も長身になりました)
      現トップの真風涼帆は175㎝ですので、やはり大きいですね。

      食欲旺盛というのは知りませんでした…(^-^;
      そういったわんぱくのイメージは星組でした(^^)/

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      1. 組カラーの説明をわかりやすくありがとうございます! 各組が持つ強みがこんなにも違うと、一言に宝塚と言ってもファン層も組ごとに違ったりしそうですね。

        私が見たまとめサイトでも宙組の説明をまとめて記述しているのに、食欲旺盛のことを書いた後で星組と書いてありました。記述は宙組で合っていると思いますが、書いている方にとってもイメージは星組だったから書き間違えたんでしょうね。

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      2. 組カラーは継承してはいるものの、薄れてもきてますね。
        トップに合わせるので、トップが輝ける作品が当てられて、トップスターによって組の雰囲気も変わりますね(^.^)
        面白いのが、若手の人達がトップスターを見ているからか、仕草とか似てくるんですよ。
        似て来たな~って思うのもあれば、昔の映像を見て、この人に似てる~って思うのもあります(*^^)v
        宮尾俊太郎の踊りが、熊川哲也に似てきているような感じです(^^)/
        って、イメージ伝わりますかね…(^-^;

        なるほど、やはり星組でしたか(^.^)
        星組って体育系でわんぱくってイメージだったので、そうなのかな?って思っちゃいました(*^^)v

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      3. 熊川哲也さんはわかるんですが、宮尾俊太郎さんは知らなかったです、すみません。食欲旺盛な特徴についても、結局どっちの組のことを書いているのか曖昧なままでした。星組だったのかなぁ。

        作品がトップに合わせて、雰囲気もトップによって変わるって興味深いですね。そして似てくる仕草の細かい部分にまで目が行き届いているファンの洞察力も凄いですね。テレビで入学式の様子だったり新入生が映るじゃないですか、もうその時から成長を見守る感じですか?

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      4. 熱狂的な人だとそうだと思います。
        いわゆる「青田買い」ですね。
        早い段階でお近づきになっておけば、その後、その子のファンクラブができた時に幹部になれますから。
        まあ、私はそういう宝塚的なものには興味がないですが、会員になってる友人もいますよ(^^;

        音楽学校の入学式とか、音校生はどうでもいいですが、初舞台生(音校卒業して劇団に新入団するの人達のこと)は見ますね。今年はどんな子がいるかな~っていうのは興味があります。
        ま、その中でも、お!と思う子が1人でもいればいい方ですが…。
        (近年は体型、ダンス能力、+α(諭吉(笑)これが一番重要??)のせいか顔面偏差値は低め…。あ、言っちゃった(^-^;)

        初舞台公演は、ロビーに新入団の生徒が張り出されてて、みんなその前であーでもない、こーでもないって言ってます。
        だからといって、私は見守ったりしないですね。
        私はあくまで宝塚が好きなミュージカルファンであって、ヅカオタじゃないので(^-^;

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      5. 青田買いですか! 幹部、諭吉、顔面偏差値、オタ (◎_◎;) 言葉のバラエティから、諸々が渦巻いている世界なんだなぁって言うのは感じました。初舞台公演の初々しい新入団の生徒さんたちを前にして辛口コメントが行き交っているかと思うと、シビアだなぁって思います。

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  3. こんにちわ~
    宝塚歌劇団華やかでしようねぇ~~
    これは、今年観たのですか?昨年?
    こんな時期ですから観る方方も大変
    演劇や関係も大変ですよね
    tabisurueiyoushi:さんは、大ファンで細かく分析?
    私も1度でいいから観てみたいですね~~~無理だね^^;;

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    1. makoさん、こんにちは(^^♪
      これは、去年の12月に観ました(*^^)v
      この時は緊急事態宣言も出ていないので、普通にお客さんが入ってますが、当然マスク着用、声を出さない、ジェンヌの客席降りもなし、などのルールはあります。
      (緊急事態宣言中は定員が50%でした)

      DVDやBSなどでも観れますが、やっぱり本物の舞台は迫力が違います。
      今回の「アナスタシア」も、後日DVDを購入したので観たのですが、舞台で感じた迫力は感じませんでした。
      (舞台を見てなければ感動したと思うのですが…)

      是非一度ご覧になってください!!
      今は全国ツアーも少ないので無理かも?ですが、札幌の公演もある時もあります。
      ただ、地方公演だと、宝塚名物の「大階段」がないので、可能であるならば東京か宝塚の大劇場で観るのがお薦めです(^_-)-☆

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      1. dvdも買うんですか
        たまぁにどこかのtvDEやってますよね
        矢張り生の舞台が素晴らしいと思いますね
        いつかなんて。。。。そんな機会あるかなぁ~~

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      2. DVDも買いますよ~。
        発売されたものは、ほとんど購入してますよ、親が…(^-^;
        1本1万前後するので、宝塚で破産です( ;∀;)
        NHKやBSで放送してることありますね。
        CSの宝塚スカイステージも毎月第1日曜日は無料の日なので、見れますよ(^_-)-☆
        生の舞台、いつか、娘さんと一緒にでも(^^♪

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  4. 宝塚か〜〜〜😆
    宝塚の男役の方々の声が、みなさん同じに聞こえるのですが。。。
    やっぱり全然違いますか?私の脳の、識別機能が劣っているのだけでしょうか???

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