長野~養命酒駒ケ根工場2022.6②~工場見学~

養命酒製造株式会社駒ケ根工場
長野県駒ケ根市にある。
敷地内には「健康の森」と名付けられた憩いの森がある。

今回の工場見学の予約は13時。
早く到着したので「健康の森」を散策。
→「養命酒駒ケ根工場①~健康の森~

時間になったので、本社ビル2階にある集合場所へ。

養命酒製造の製品がずらり。

養命酒のあゆみ

さて、見学スタート(*^^)v
まずは、ホールで養命酒についての映像を鑑賞。

その後は、お待ちかね?養命酒の試飲。
(ドライバーは試飲できません。)

今回、初めて養命酒を飲んだ。
(私の症には合ってないので必要ないと思っていた(笑))
生薬感はあったが、特に癖はなく、それよりも甘かった(^-^;

その後は、養命酒に使われる生薬の説明。

養命酒の生薬について詳しくは↓
https://www.yomeishu.co.jp/encyclopedia/traditional_medicine/

使われている生薬のうち、4種類は実際に見ることができる。
左から、烏樟(クロモジ)、丁子、桂皮、杜仲

上記の生薬は1つずつ渡される。
まず、1つ渡され、見て香った後、回収される。

「持って帰りたいよね。」と小声で話していたら、
ガイドさんに「大丈夫ですよ、お持ち帰りください(*^^)v」と言われた。

すると、「じゃあ…(笑)」って感じで持ち帰る人続出。
多分、回収しても廃棄するだけだから大丈夫だろう。

帰宅しても、しばらくは香りが持続していた生薬たち。
一番長く続いているのは、左から2番目の丁子。
10か月経過したが、まだ香りがあり、今も寝室に置かれている(笑)

次に、こういったパネルで製造の説明。

養命酒の原酒づくりは、
もち米100%の「みりん」を造ることからはじまるのだとか。

原料の生薬は、14種類。
巡らせる作用
烏樟(クロモジ)、紅花、益母草、鬱金

補う作用
地黄、人参、淫羊蕾、芍薬、肉蓯蓉、杜仲

温める作用
桂皮、丁子

これら生薬の成分を浸出させて原酒に浸漬し、有効成分を抽出する。
生薬によって抽出の速さが異なるため、高度な技術と緻密な管理が必要となる。

この時の説明で分かったのが、成分のほとんどがクロモジだったということ。
虚弱体質の滋養強壮用なので、一番多い成分は人参だと思っていたが違っていた。

さらに残念だったのは、国産の生薬を使っていないということ。
100%国産生薬で作ることを目指しているらしいが、やはり難しいようだ。

まあ、考えてみれば、ツムラにしろクラシエにしろ、
生薬の原産国は中国なわけで…。
栽培が難しいものだとは分かるが、やっぱり国産で作ってほしいなあ。

中医学の考え方に「整体観念・天人合一」がある。
整体観念とは、人間の体は1つの有機体であり、
それは独立した組織ではなく、すべて関わりあっているというもの。

天人合一とは、人間が小宇宙だとしたら、自然は大宇宙。
人間と自然は繋がっている。
つまりは、自然も人間も同じもので出来ているという考え方。

自然が出来ている物も人間が出来ている物も同じなので、
自分が生まれ育った(住んでいる)場所の物を摂るのが望ましいのだ。

地産地消を推進する傾向にあるが、
これは中医学の観点からも利にかなっている。

だから生薬も海外産より国産がいいのだ。
これからの養命酒製造に期待だ。

そして、この「養命酒」
「薬用」と記載があるとおり、「お酒」であるが「薬」である。
「薬用」という認定を受けたことを、やたらと強調していた。

考えてみれば、「養命酒」は薬局にはあるが、お酒売り場にはない。
養命酒製造のその他のお酒(やすらぎハーブとか)は、お酒売り場にある。

スーパーやコンビニに置ける方が、いつでも売れる(買える)状況になるが、
たくさん売ることよりも、「薬酒」であるということに意味があるのだろう。

受付と瓶詰包装棟の間にある渡廊下より撮影

平日であれば瓶詰や箱詰め作業なども見られるが、この日は日曜日。
工場は稼働しておらず、残念だった。。。

工場見学でいただいたお土産。

見学が終了したのは14時。慌ててカフェへ。
(ランチが14時までだったから(^-^;)

「ランチってまだありますか?」
「いくつですか?」
「2つです」
「大丈夫です!!」

そう言われ、列に並ぶも前のお客さんがランチを注文してしまい、
申し訳なさそうに店員さんが
「すいません。1つになっちゃいまして…(^-^;」

そういわれると、凄く残念な気もしたが、
ランチは1つでスープとパンを注文してみた。

養生ランチ(豚カレー)(910円)ドリンク付き

枝豆のコーンポタージュ(400円)
ガーリックブレッド(173円)

コーンポタージュは小さい紙コップ。
ランチはちゃんとした食器なのに。。。

400円もしたのに…と思ったが、味はなかなかいい。
ガーリックブレッドとの相性もよく、おいしかった。

カレー2つも頼んでも食べられなかったかも?だから、
これはこれで良かったかもしれない(^-^;

その後、ショップへ。
生薬が展示されている。

購入したもの(すべて税込み)
養命酒(1000ml)2420円(エコバック1つ付)
生姜のお酒(200ml)440円
高麗人参酒(200ml)440円
夜のやすらぎ ハーブの恵(200ml)396円

エコバックにつられ、つい買ってしまった(^-^;

エコバックは結構丈夫な生地だった。
左:2本入れた様子、右:1本入れた様子。

でも、、、近所の薬局で、税込み1本2178円で売ってた…(゚д゚)!
ま、エコバック代だな…(笑)

*養命酒駒ケ根工場の説明は、ホームページを参考にしています。
https://www.yomeishu.co.jp/komagane/

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長野~養命酒駒ケ根工場2022.6②~工場見学~” への17件のフィードバック

  1. 養命酒をコッソリ失敬して飲んでいた子供でした。子供の時に見た養命酒のコマーシャル通りの山でつくられてるんですね。薬用酒は、大人とおじいちゃんが飲むものというイメージが強いです。

    いいね: 1人

    1. Yopioidさん、こんにちは(^^♪
      子供の頃、こっそり飲んでいらっしゃったんですね(笑)
      はい、風光明媚な山の中で作られていました。
      私も、お年寄りの飲むものというイメージです(^-^;

      いいね: 1人

  2. 楽しそう!行ってみたいな…😍
    国産生薬…難しいようですね。試みるも軌道に乗らず、諦めた方の話も聞いています😞
    個人的には奈良の「大和当帰」に期待しています!

    いいね: 1人

    1. 薬剤師Aさん、こんにちは(^^♪
      楽しかったですよ~。
      ぜひぜひ(^_-)-☆

      大和当帰!!
      以前、教えていただいた大和当帰葉十味、今も使ってますよ~(^.^)
      あと、舞妓はんひぃひぃの七味も(^^)/

      調べてたら、大和当帰っていろんな商品あるんですね。
      お茶とかだけじゃなく、当帰葉入りの薬草入浴剤とか。
      興味津々です(*^^)v

      いいね: 1人

      1. 愛用していただいて、嬉しいです😍
        大和当帰葉商品、色々あります😁私は大和当帰葉入り葛湯を試しました!
        生薬として使う根は、薬機法のからみで商品化されているものはないと思いますが、よく出回っている北海当帰と煎じて飲み比べしたことがあり、風味の違いに驚きました。
        奈良県あげて、

        いいね: 1人

      2. 愛用してくださって、嬉しいです(^o^)
        大和当帰葉商品、色々ありますよね。私は、大和当帰葉入り葛湯を飲みました!

        生薬として使う根の部分は薬機法のからみで、薬以外の商品化はされていないのですが、こちらも煎じてみると、通常用いられる北海当帰と風味が違います\(^o^)/
        大和当帰は、奈良県あげての取り組みのようですし、頑張ってもらいたいです!

        いいね: 1人

  3. 養命酒工場見学も面白そうですね。
    養命酒以外の健康お酒シリーズもお土産として良さそうです。お土産物屋さんで見るとエコバッグついつい欲しくなりますよね。養命酒のエコバッグなんてとってもレアです!

    いいね: 1人

    1. yukitabitonさん、こんにちは(^^♪
      工場見学、面白かったですよ~(^.^)
      養命酒以外のお酒シリーズもスーパーで売ってました(笑)
      (こちらはお酒コーナーにありました)

      養命酒のエコバック、確かにレアですね。
      赤色の部分や青色の部分に養命酒の瓶の輪郭が模様になってます。
      ちょっと派手なので使ってないですが、結構丈夫なキャンバス地だったので使ってみようかな(^^)/

      いいね: 1人

  4. 養命酒を見ると、亡き祖母がいつも飲んでたなぁ〜と、思い出します☺️私は飲んだ事がないので、どんな味がするんだろう…🤔と、気になります!笑
    工事見学、楽しそうですね😁

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    1. syokorakunさん、こんにちは(^^♪
      おばあ様が飲まれていたんですね!
      私は今回初めて飲みました。
      生薬感はありますが、そんなに飲みにくいものではなく、甘かったです。
      はい、工場見学、楽しかったです(*^^)v

      いいね: 1人

  5. 養命酒、子供の頃に母が飲んでいました。薬臭くて飲みにくい物と子供視点でイメージしていましたが結構甘そうですね。

    丁子ってグローブのことでしたっけ?うちにもあります。チャイに追加したり無糖の炭酸水に数本入れてコーラ風味にしたりします。

    いいね: 1人

    1. NAOJIさん、こんにちは(^^♪
      お母様が飲まれていたんですね!
      生薬感はありますが、甘いですね。
      そんなに飲みにくいものではなかったです。

      はい、仰る通り、丁子はクローブのことです(^^)/
      そういえば、YANCOさんがチャイを作られるんでしたね。
      無糖の炭酸水に数本入れてコーラ風味!!
      面白そう!!
      やってみます(*^^)v

      いいね

  6. >>天人合一とは、人間が小宇宙だとしたら、自然は大宇宙。
    >>人間と自然は繋がっている。
    >>つまりは、自然も人間も同じもので出来ているという考え方。
    →出来るだけ地産地消で、添加物や化学調味料などを排除して、そうやって自然の恵みで身体を作らないと、最後は土に還れないということなんでしょうね。
    興味深くて、何度も読み返しました。

    国産生薬、難しいのは土壌(気候)なのでしょうかね。技術なのですかね。コストなのですかね。
    生薬?薬草?栽培してみたくなりました笑(←才能がないので、無理でしょうが)
    生薬のお持ち帰り、うらやましいです♪

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    1. coccocanさん、こんにちは(^^♪
      →最後は土に還れない…、
      そこまで考えてなかったですが、言われてみればそうですね。
      最後は土に還れるよう気をつけたいです(*^^)v

      多分、土壌などの環境なんだと思います。
      ぜひぜひ、栽培してみてください!!
      きっと高く売れますよ(←ちがっ…(笑))

      持ち帰った生薬、しばらくは自宅で香りを楽しめますので、もし行く機会がありましたらぜひぜひ(^_-)-☆

      いいね: 1人

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