宝塚歌劇団雪組公演
「シティハンター」「Fire Fever!」
1985年「週刊少年ジャンプ」で連載開始した、
累計発行部数5,000万部を超える北条司氏原作の大人気コミックの初の舞台化。
私はシティハンターを見たことがない。
タイトル名を聞いたことはあるが、内容は知らない(^-^;
どんなだか分からない未知のものだったが、
彩風咲奈の大劇場お披露目公演を観たくて、チケットをとった。
ミュージカル「シティ・ハンター 盗まれた-XYZ-」
脚本、演出は、斉藤吉正。
原作者北条司氏は、宝塚で舞台化すると聞いた時、
「キャッツ・アイ」と勘違いしてるのか?と思ったそうだ。
そして、自分の作品が宝塚を汚さないか心配したという。
宝塚=ベルばらだと思っていた彼は、
原作の世界観に近づけた都会的なポスターを「カッコいいと思った」と。
宝塚がアレンジを加えると思っていたそうだが、プロットを読み、
漫画の世界そのままに描かれた作品に、いたく感動したという。
ネット上での口コミも「秀逸」というコメントが多く、
演出も斉藤先生だし、面白いんだろうな~と思い観劇した。
電光掲示板の使い方がなかなか面白い。
これは開演前。
劇中も、いろいろパロディなどがあり、
舞台を観るか、パネルを見るかで忙しかった(^-^;
冴羽獠(シティ・ハンター):彩風咲奈
2007年入団。
この作品で雪組トップスターに就任。
下級生の頃から路線だったが伸び悩み、入団15年目でようやく就任。
長身で手足が長くスタイル抜群だが、声が通らず、う~んって感じだった。
しかし、彼女のプレお披露目公演「ヴェネチアの紋章」を見て思った。
「咲奈、下手じゃないじゃん!!」
→「全国公演「ヴェネチアの紋章」「ル・ポワゾン」」
今回の彼女は、スタイルの良さを遺憾なく発揮。
お調子者でおちゃらけでそれでいて格好良く、とても良かった。
途中、TMNの「Get Wild」を歌うのだが、
あの歌を踊りながら格好よく歌えるのって、咲奈だけじゃないかな(^.^)
槇村 香:朝月希和
入団12年目、この作品で雪組トップ娘役に就任。
娘役が入団10年以上経ってトップに就任するのは非常に稀である。
(ちなみに、男役で入団10年以内にトップになった人は、
天海祐希と珠城りょう(共に元月組トップ)の2人しかいない。)
今回の彼女の役は、男と間違われるお転婆娘。
トップ娘役なのに、この役でいいのかな?と思ったりしたが、
ヒロインであることに変わりはないからいいのかな(笑)
踊りが上手い子のようで、今回のショーではその実力を発揮。
これからも頑張ってほしいと思う。
ミック・エンジェル:朝美絢
月城かなと(現月組トップ)とトレード的な感じで雪組へ異動。
彫刻のような顔立ちと、なかなかの歌ウマで人気だが、
いまいち身長が足りず、やや残念な彼女。
前トップの望海風斗や、その前のトップ、早霧せいなの背が低く、
当時は気にならなかったが、今回のトップは長身の咲奈。
顔が小さく手足の長い長身の咲奈と並ぶと、どうしても…。
舞台は修正がきかないので、厳しいね。。。
でも、今回彼女は、2番手の羽を背負って降りて来た。
(2番手だったとしても、2番手の羽を背負うとは限らない。)
最近の傾向は、2番手の羽を背負えばトップになれるという感じなので、
きっと遠くない将来、トップスターになるんだろうな。
槇村 秀幸:綾鳳華
この人が3番手とは雪組は人材不足??(←オイオイ(^-^;)
かわいらしい顔立ちではあるが、背が低く、
歌も踊りもそれほど上手いわけではない。
ウィッグや服装から、体形は気にはならなかったが、
後半のショーになると、朝美同様、残念な感じに。。。
今回は3番手の役だったが、どうやら彼女は正3番手ではないようだ。
というのも、階段降りで縣千と2人で降りて来た。
これは、3番手と4番手をぼかした感じになっており、
番手は決定ではない、という劇団からのメッセージ。
もともと路線ではないだろうと勝手に思っていたので、
彼女が今後、どう化けるかが重要になってくるかな。
って思ってたら…(゚д゚)!
なんと、2月1日に6月12日付で退団すると発表があった。
発表には驚いたが、最後まで頑張ってほしいと思う。
海坊主:縣 千
シティハンターを上演すると決まった時、
誰が海坊主をやるの~と話題になっていたが、めでたく?彼女がゲット(^-^;
シティハンターを知らないので、なぜそんなに騒ぐのか分からなかったが、
なるほどビジュアルね、、、と納得。
でも、宝塚版は頭にターバンを巻いていた(^^ゞ
劇中はずっとターバン&サングラスというスタイルだったが、
体格が立派で、まさに外国人男性のようだった。
朝美や綾と違って長身で、手足が長く、しかも超小顔。
綾が次回作で退団なので、彼女が3番になるんだろうな~、多分。
「シティ・ハンター」全体の感想は・・・、
よく分からなかった…(^-^;
男性客がよく分からない所で笑うのだが、
何が面白いのかさっぱり分からない(;・∀・)
そしてその男性客、今回はとても多く、4割ぐらいはいたと思う。
そのため、いつもは混まない男性トイレが行列していた!(゚д゚)!
終わった後、この日一緒に観劇していた両親は、
「つまらない。よく分からない。」と言っていたが、
夫曰く「面白かった~♬」と!!
夫はシティハンターを好きではなく、好んで見ていなかったそうだが、
漫画の世界そのままで、よく舞台化したな~と感心したという。
ただ、スミレコードがあるので、
セリフなどは多少変更されていたが、漫画のままだった、と。
なるほど。。。
ネット上で「秀逸」と書いていた人達は漫画ファンだったのかもしれない。
漫画が好きな人は、非常に楽しめる作品だったようだ。
原作者北条司氏曰く、
「品に関しては、「シティハンター」の責任なので、
宝塚ファンの皆様、どうか怒らないでください(笑)」と。
そのせいかどうかどうか分からないが、
幕間のお手洗い行列の時、仲間内であそこが良かったここが良かったと、
前半のミュージカルの感想を述べているのだが、今回はみんな沈黙…。
私同様、よく分からなかった…ってことなのかな…(^-^;
☆プチヅカ情報~♬
*路線…
トップスターになるかもしれない人達のこと。
路線だったとしても外れることもあるし、路線外だとしても路線に乗ることもある。
元宙組トップ・大空祐飛は、路線外から路線になり、トップスターになった。
元月組トップ・霧矢大夢は、路線から一度は外れるが、結局トップスターになった。
ただ、路線外からトップになるのは、非常に珍しいケース。
劇団は、トップスターやトップ娘役、2番手スター以外の序列は明確にしていないが、
フィナーレの階段降りや、パンフの掲載順などから判断できる。
ちなみに、スターというのは男役だけ。
トップスター(男役)、2番手スター(男役)、若手スター(男役)って感じ。
娘役はトップであってもスターと言わず、トップ娘役という。
最近はネット記事で、娘役トップスターと記載されていることもあるが、
あれは間違いである。
*スミレコード…
放送コード、、、ではなく、スミレ=宝塚、のコード。
清く、正しく、美しくを保つためのものだが、特別決まったものはない。
例えば、お酒、食事、恋愛などだが、
芸能界同様、現在は「アイドルは食事をしない」と思っている人はいないので、
テレビで食事する映像が流れたりするし、お酒の話もする。
恋愛に関しては、話すのもNG。
ただ、宝塚は恋愛禁止ではない。
そのため退団する時、トップスターでさえ「寿ですか?」と聞かれる。
ショー「Fire Fever!」
作・演出は、稲葉大地
エネルギー溢れる炎のように熱くダイナミックなダンスに圧倒された。
そして組子全員90人で踊るラインダンス。
迫力があり圧巻だった。
ただ、これだけ大人数のラインダンスだと、
後ろの席じゃないと全景は見れないという欠点もある(^-^;
ショーは、楽しめたかな♬
おまけ🍴
遅めのランチは、ハンバーグ・マッシュルームソース。
前回、シャンピニオンソースにして塩辛かったが、
マッシュルームソースは、まだよかった。
しかし…、オニオンスープ(右)は辛すぎ…(@_@)
夏だから???
さらにおまけ(^^ゞ
夫に買ってほしいとしつこく?言われ購入したDVD。
何度も見てたら、なんか面白くなってきた…(^-^;
するめ???(笑)
さらにさらにおまけ(^^♪
公式ホームページの舞台写真&映像です(^^)/
https://www.tca-pictures.net/stage/2021/cityhunter/
こちらは、公式youtubeチャンネルの初日舞台映像です♬
原作、少しは読んでいますし、ストーリーはほぼ把握していますが、原作者の北条さんの仰る通り、カッコ良い場面もシリアスな場面もそれなりに出てくる物語ではあるものの、基本的には品のない下ネタが沢山出てくる男性向け青年漫画です(笑)
なので、実の所、どの辺が分からなかったのかがよく分からないのですが、ポスターその他については原作の雰囲気をよく伝えているなぁと思いました(^-^)
Get Wild、主役の方が歌われたんですね。神谷明(アニメの冴羽役)は歌わないので、どんなだったのか、気になりますねー。
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KYOさん、こんにちは(^^♪
単なるセリフで笑ったりするんですよ…(@_@)
夫曰く、いろんなオマージュがあったり、動きなどが漫画と一緒だったからじゃない?とは言ってました。
主題歌があるので、Get Wildは一度しか歌わなかったですが、銀橋でカッコよく歌ってました(*^^)v
もしよかったら、下記の宝塚サイトで短いですが動画が見れます。
銀経で咲奈(主役)が一人で歩いてるシーン(8秒あたり)がGet Wildを歌っている映像です(^_-)-☆
https://www.tca-pictures.net/stage/2021/cityhunter/
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オマージュ、そう言われてみると、分かる気がしますね(^-^)
動画見てみました。まさに、カッケー!✨
なんでみなさん、ウインクが上手いんでしょう!
ウインクが出来ない人はタカラジェンヌにはなれないのかもと、ふと思いました(笑)
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確かに上手い人は多いですよね~、ウィンク(^_-)-☆
でも、過去にトップスターでも下手な人いましたよ(笑)
それはそれで味があって面白かったですけどね(^-^;
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シティーハンター、漫画も外国語で翻訳されたりアニメ化したりと人気でした。
少年漫画なので、男性がとても筋肉質でごつく、女性がやたらセクシーという、、、
あのごつさを宝塚で表現するんですね。想像が付きません笑
90人のラインダンス見応えるでしょうね!! おっしゃる通り、その人数だと遠目に見ないと全体は分かりませんねw
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CoccoCanさん、シティハンター、海外でも人気だったんですね!!
宝塚でごつさは表現されませんが(笑)、漫画の世界を体感できるようです。
以前、「ルパン3世」「るろうに剣心」を舞台化している雪組なので、本人達は違和感なかったそうです(*^^)v
前の席がよかったり、後ろがよかったり、いろいろで…(^-^;
ある芸能人の方が「1公演3回観る。1回は前で、2回目は後ろで全体を、3回目は真ん中あたりで。」って言ってたんですが、可能であれば、私もそれがやりたいです(^.^)
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ごつさがあったら、宝塚ではなくなってしまいますね笑
3回、よぉーーーく分かりますが、チケットが取れるか問題と費用的な問題で、一般人には中々、、、苦笑
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そうなんですよね、一般人には…。
そもそも良席とるのだって額面の倍払うこともあるし、それですら取れない…(+_+)
コネが欲しい(笑)
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こんばんは
私も、シティーハンターの名前だけ聞いた事があります
いつもながら鋭い目で見ていますね^^;
スターは男役の方しか言わないのですね
観客、今回は男性が多かったのですか・・・・・演目がそうなのね
90人のラインダンスは圧巻でしようね
この時だけ、後ろか見下ろせる席がいいですね
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makoさん、こんにちは(^^♪
やっぱり、名前だけ…って感じですよね(笑)
そうなんです。宝塚において、スターは男役なんですよ(^.^)
今回は男性客、多かったですね。
しかも、いつも来ている男性客とは違う雰囲気の人達でした(^-^;
はい、ラインダンスの時は、後ろで観たかったです(笑)
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彩風咲奈さんですか。ホント!男以上にカッコいい男役スターです👏
恋愛が禁止ではないんですね。皆さんモテモテでしょうね(*^_^*)
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wakasahs15thさん、こんにちは(^^♪
カッコいいですよね、咲奈(*^^)v
2番手以下の時はそこまで思わなかったけど、真ん中になって光り輝いて来ました(^^)/
宝塚が恋愛禁止ではないのは、古くは花嫁修業学校だった名残ですね。
確かに皆さんモテモテでしょうが、お金がかかりそうです(笑)
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男性客の多い宝塚大劇場ってレアですね!
シティハンターの世界は私もなんとなくキャラクターを知っているレベルですが、清く正しく美しく!?演じられるとは驚きです。
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yukitabitonさん、こんにちは(^^♪
ホント、レアな大劇場でしたよ。
男性トイレが行列してましたから!!
すみれコードは守ってますが、初めて見た時は「・・・。」でしたね…(;・∀・)
何回か見てたら、慣れてきましたが…(^-^;
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こんばんは(^^)
宝塚でシティハンターは女性のファンには今一つって感じになるとおもいますよ。女性だけの劇団でも男子役が優位なのでしょうか?だとすればまだまだ男性優位の日本の社会が反映されてるようですね。
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saganhamaさん、こんにちは(^^♪
宝塚のお客さんは圧倒的に女性が多いので、その女性が好むようカッコいい男役中心の舞台になっているようです。
ただその男役のカッコよさも、エグザイルみたいな筋骨隆々では宝塚の女性客が好まないので駄目なんです(笑)
それにしても「シティハンター」は衝撃でしたね…(^-^;
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男性客が多い演目、というだけでも「いつもと違う」感がありますねー。っていつもを知らないで言っていますが(^_-)-☆
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slecfarmさん、こんにちは(^^♪
「いつもと違う」感ありましたね~。
いえいえ、その通りだったんです(笑)
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シティハンターというと、杏里の「キャッツアイ」が懐かしいですなぁ。。。
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chebandgenaさん、こんにちは(^^♪
確かに、キャッツアイ懐かしいですね~。
というか、杏里が懐かしいです(笑)
「オリビアを聴きながら」が好きでした♬
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