アスワン~未完成のオベリスク

未完成(切りかけ)のオベリスク
3面は切り取られているが、底面は岩面とつながった未完成のオベリスク。

長さ41.75m、推定重量1168tと巨大なもの。
途中でひびが入ったため放棄されたとされている。

カルナック神殿のオベリスクを補うため、
第18王朝のファラオ、ハトシェプスト女王の命により作業が始められた。
→「ルクソール~カルナック神殿

*ハトシェプスト女王(紀元前 1508~1458年)
→「ルクソール~ハトシェプスト女王葬祭殿

通常のオベリスクよりも10m近く大きなもので、
完成していれば、史上最大のオベリスクになったという。

当時は、長方形の穴に岩を開け、
木、または、青銅製のくさびを打ち込んで岩を割ったという。

広大な採石場

オベリスクは、ピラミッドに対する太陽神の御神体だったが、
やがて独立した存在となり、次第にピラミッドにとって代わるようになった。

ピラミッドやオベリスクといった建築ができたのは、
こういった石切り場があったからかもしれない。

*この記事は、2008年12月のエジプト旅行についてです。
*詳しくはこちら↓
エジプト旅行~全行程&泊ったホテル(*^^)v

アスワン~未完成のオベリスク” への8件のフィードバック

  1. こんにちわ
    ホントに昔は、機械がないですからね
    女王は、言う人・・・
    下々の者は、大変な労働デスヨネ
    それは、日本の城でも世界遺産と言われる物を観た時
    いつも、下々の労働者は大変だっただろうなと思って・・・
    長さ、重さ、巨大ですよね・・・人力・・・・重い!!・・・??

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    1. makoさん、こんにちは(^^♪
      はい、機械のない時代によくやるよな~って思います。
      エジプトの労働者は実は奴隷ではなく、高給をもらっていたっていう話もありますが、お金をもらっていたとしても重いし大変だっただろうな…と思います。
      ホントすごい!!

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    1. Pro Foodie Orlandoさん、こんにちは(^^♪
      こんな巨大なものを作って、それを立てようとしていたわけですからね~。
      エジプトは何もかもが巨大で驚きます!(゚д゚)!

      いいね: 1人

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