カイロ~ムハンマド・アリ・モスク

エジプトの首都、カイロ
7世紀にアラブ民族が侵攻した際の拠点として築かれた街。

そこでイスラムの中心として栄えたのが、イスラム地区
イスラム地区の南東のはずれ、モカッタムの丘に築かれた城塞都市シタデル

1176年アイユーブ朝を興したサラーフ・アッディーンがキリスト教徒である十字軍を阻止するために建設し、19世紀のムハンマド・アリの時代まで城塞として使われていた。

城塞内部にはモスクをはじめとするさまざまな建築物が残る。
その中の1つ、ムハンマド・アリ・モスクを見学した。

ムハンマド・アリ・モスク
ムハンマド・アリによって建てられた、オスマン洋式の巨大なモスク。
1824年着工、彼の死後、息子が1875年に完成させた。

トルコのアヤソフィア大聖堂をモデルに建てられ、
巨大なドームと細長い鉛筆のようなミナレット(塔)が特徴。

大きなドームを小さなドームで支えた柱の少ない構造は、
トルコの影響で、エジプトでは珍しい形である。

*ムハンマド・アリ(1769~1849)
約150年続いたムハンマド・アリ朝の初代君主(在位1805~1849)

元々はオスマン帝国の軍人だったが、エジプトに派遣され、
権力闘争の末、エジプト総督に就任、その後、新王朝を樹立した。

オスマン帝国の属州だったエジプトを事実上独立させたため、
「近代エジプトの父」と呼ばれている。

外壁にアラバスター(雪花石膏)を使用していることから、
「アラバスター・モスク」とも呼ばれる。

中庭

左の写真、後ろに見切れている時計台は、
ムハンメド・アリがフランス国王に、ルクソール神殿のオベリスクを1本贈ったお返しで贈られたもの。→「ルクソール~ルクソール神殿

時計は壊れたまま放置されており、今は動かない。

内部は、ドームの天井から吊るされたランプの光に照らされている。
ランプは365個あるとか。

繊細な細工が施された見事な天井ドーム。
 

モスクから見るカイロ市内。

近くには「スレイマン・パシャ・モスク」がある。
言わずと知れた?トルコドラマ「オスマン帝国外伝」のスレイマン皇帝が、
1528年に建てたカイロ発のドームを持ったモスク。

「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム」は、
2011年から2014年までトルコで放送されたテレビドラマで、
世界8億人が視聴した、とされている。

シリーズは1から4まであり、
1つのシリーズが約90話と気の遠くなる長さだが、
後宮のドロドロが何とも面白い(^-^;

日本ではシーズン3までしか放送されておらず、
早く放送してくれ~と思いながらも、間隔があきすぎて、
今は、もういいや…とさえ思ってしまっている。(どっちだ…(^-^;)

そのドラマの主人公、ヒュッレムの夫だった、スルタン(皇帝)スレイマン。
彼が建てたモスク、と言われると、おぉ~と思う。

彼の妻、ヒュッレムもたくさんモスクを作ったと言われている。
ドラマでも女性用のモスクや学校、病院を建てていた。

*ヒュッレム・ハセキ・スルタン
(1502~1504年頃生~1558年4月15日没)
奴隷の身分から、オスマン帝国、スレイマン1世の皇后に上り詰めた女性。

別名、ロクセラーナ。
ロクセラーナとは、東スラブ人(現ウクライナ)の呼び方の1つ、
「ルーシーの女」を意味する。

彼女は、それまでのオスマン帝国の慣習を破って、スレイマン1世との間に複数の男子をもうけ、法的な婚姻関係を結び、事実上の一夫一妻の関係を築いた。
(オスマン帝国では男児を1人生むと、夫から遠ざけられた。)

スレイマン1世の後継争いに権謀術数を巡らせ、
ハレムの人間がオスマン帝国の政治を支配する先駆けとなった人。

エジプト旅行時(2008年)には、ドラマはまだ作られていなかったが、
ドラマを見た後だったら、また違ったかな。

話がそれた…(^-^;

たくさんのモスクがある中で、このムハンマド・アリ・モスクが一番美しいらしい。
そのため、たくさんの観光客が訪れている。

今回の旅行(^^♪
→「エジプト~ギザの三大ピラミッド
→「カイロ~エジプト考古学博物館
→「エジプト~アブシンベル神殿
→「ルクソール~ハトシェプスト女王葬祭殿
→「ルクソール~王家の谷
→「ルクソール~カルナック神殿
→「ルクソール~ルクソール神殿
→「ルクソール~メムノンの巨象
→「エジプト~アレキサンドリア

近日公開予定(*^^)v
→「エジプト旅行~全行程&宿泊したホテル」
→「エジプト旅行~食べたもの(^^)/」
→「アスワン~アスワンハイダム」
→「アスワン~未完成のオベリスク」
→「エジプト~ホルス神殿」
→「エジプト~コム・オンボ神殿」

カイロ~ムハンマド・アリ・モスク” への10件のフィードバック

  1. イスラムのモスクはエジプトに限らず何処も素晴らしいです。篤い信仰心が想像出来ます👏一夫一妻の関係を築いたヒュッレム・ハセキ・スルタン皇后は女性の間では喝采を浴びたでしょうね。逆に男性の反応はどうだったのでしょうね(^_^)

    いいね: 1人

    1. wakasahs15thさん、こんにちは(^^♪
      以前、マレーシアのジョホールバルへ行った時、モスクの中に女性は入れないと言われ残念だったんですが、ここは入れてよかったです。他のイスラムのモスクと比較すると観光地のような感じでしたが、とても綺麗でした(#^^#)

      ヒュッレムはオスマン帝国出身の人ではないので、国民には皇帝を惑わせた魔女と嫌われていたようです。。。
      男性側は、どうなんでしょうね~。
      やはり、財力がある人はたくさんの女性に囲まれて暮らしたいものなんですかね??(^-^;

      いいね: 1人

      1. モスクによっては女性が入れない所もあるのですね。知らなかったのですがクアラルンプールでは家内も入れたのでラーキーでした。私は財力が無いので残念ながらです(^^;)

        いいね: 1人

      2. シンガポールのイスラム教系の寺院は女性専用の礼拝所を見ました。
        集会所のような感じで、その近くには男性専用の礼拝所もありました。
        そこはサルタンモスクではなく、観光地ではない本当に地元の方のための場所だったので、観光場所だと入れない場所のが少ないかも?ですね。
        wakasahs15thさんは、ご夫婦仲良しでいらっしゃるので、愚問でしたね…(^^)/

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  2. 素晴らしい天井ですね。
    どこの国へ行ってもモスクはなんとなく緊張します笑 敬虔なイスラム教徒の皆さんにか、建物の美しさにか。

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    1. Coccocanさん、こんにちは(^^♪
      細かい細工に圧倒されました!!

      確かにモスクは緊張しますね…(^-^;
      教会とはまた違った緊張感があります。
      建物の美しさはもとより、やはり敬虔なイスラム教徒に対して…かな?と私は思います(^.^)

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      1. そうなんです。「敬虔な」です!!
        海外に住んでいたときにイスラム人街のケバブ屋さんが美味しくて時々行っていたのですが、目しか出していない真っ黒な女性の服装や、水煙草をみると異国感が倍増します。

        そして、真っ黒な衣装の足元はヴィトンのサンダル、腕にはエルメス。。。ドバイの空港でのことです笑

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      2. 目しか出していない真っ黒な女性の服装や、水煙草、分かります!!
        そしてその目が強烈に魅力的なんですよね!!
        アラブの方々はお金持ちですからね~。羨ましい…”(-“”-)”

        いいね: 1人

  3. >ムハンマド・アリ・モスクが一番美しい    のね
    奴隷の身分から皇后ですか凄い!!
    一夫一妻を築いたのね
    TVドラマ観てみたい~~

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    1. makoさん、こんにちは(^^♪
      はい、一番美しいそうです。
      ただ、そう言われてそこしか見てないので、どうかは分からないです…(^-^;

      ドラマでは綺麗に(というわけではないけど(^-^;)描いていますが、きっと事実は相当ドロドロなのかな?とは思います。とはいえ面白いので、長いですがお薦めです(*^^)v
      といっても放送がないのが残念ですね…( ;∀;)
      以前はBS日テレで放送してました(^.^)

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