2019年3月21日、日本中医食養学会設立25周年記念学術大会に出席。
いつもは出席しないのだが、今年は特別。
25周年だから(^^♪
というわけではなく(^^; 自分達の研究会の発表があったから(^^)/
今回の私達のテーマは「痛経」(生理痛)
生理痛(月経痛)は、ないのが普通。
しかし、そんな人は少ない。
西洋医学であれば、痛み止めを飲んで終わりだが、
中医学では、体調や体質によって、症状が異なるため、対処法も変わる。
痛いのが、生理前であれば、実証、生理中、生理後であれば、虚証。
これは、気や血が滞っているのか、足りないのかによる。
気や血が滞っているタイプであれば、血を流すことができず、生理前に痛くなる。
経血にレバー状の塊がある人はこのタイプが多い。
気や血が足りなければ、血を作ることができず、生理中、生理後に痛くなる。
そのほか、ストレス、冷え、年齢など、原因はさまざまだ。
今回の症例は、2つ。
1、気と血が足りない、気血両虚(きけつりょうきょ)
2、気が滞っているため、血も滞っている、気滞血瘀(きたいけつお)
この上記2つの症例にあった生薬と、地元の食材を使って薬膳を作った。
1、気血両虚
2、気滞血瘀
しかし(>_<)
直前になって、発表がなくなり、要旨集に内容が載っただけ( ;∀;)
しかも、その要旨集も直前で大幅にページの削除((+_+))
学会の直営(?)的な研究会は発表時間があり、
要旨集も何ページにもわたって掲載されていた。
ただ、彼女たちは、発表に慣れていないのか、
要旨集とは全く違う、原稿の朗読(棒読み)だった(-_-)
私のが、よっぽど上手に話せたよ…なんて…ね(^^ゞ
ま、そんなことは置いておいて(^^;
一番面白かったのは、順天堂大学医学部特任教授、奥村康先生の講演。
「免疫と長生き―不良長寿―」だ。
簡単に言うと、「ストレスが寿命を縮める。」ということだ。
簡単にいいすぎ??
生命保険会社の研究結果で、
一部上場企業の部長職で定年を迎えた人は、退職後7年8か月で死ぬという。
反対に社長、会長、役員になっている人は、死なない。
彼らは、真面目じゃないから、ストレスがないのだとか…(^^ゞ
責任感が強く、内にこもるタイプの人は、寿命が短い。
なんでも、人のせいにする人は、長生きなんだとか…。
確かに、日本の政治家は、長生きだ(^^ゞ
フィンランドでの研究結果。
40歳から45歳までの男性を、600人ずつ2つのグループに分ける。
1つのグループには、厳しく健康管理。
酒、たばこは控え、年2回は人間ドックで調べる、など。
もう1つのグループは、酒、たばこ無制限、
健康管理もしないという、いわゆる放置プレイ。
15年追跡した結果、
厳しく管理した方は17人死亡、放置した方は誰も死ななかった。
厳しく健康管理されることによって、ストレスが生じるからだ。
私は、煙草は吸わないが、お酒は飲む。
一切飲むな、と言われたら、それはかなりつらい。
すべてにおいて、ストレスをためないことが長寿につながるのだという。
たばこは、「百害あって、一利なし。」というが、
アメリカでは、潰瘍性大腸炎の治療に使うこともあるのだという。
また、煙草を吸っている人に、
パーキンソン病、アルツハイマー、認知症が少ないのだとか。
「煙草は脳にいい。」そうだが、
やはり、煙草を吸う気にはなれない(@_@)
健康診断にしても、あまり深刻に考えすぎない方がいいそうだ。
血圧(上)200以上、総コレステロール300以上でなければ薬は飲むな、という。
血圧160以上なら薬、と思っていただけに、驚いた。
突然死を起こす人は、大体、高血圧の薬を飲んでいる、と。
コレステロールは、いろいろなホルモンの材料になっている。
アメリカでは、3年前から、コレステロールは計る必要がないと言っているとか。
コレステロールの薬を飲むことによって、発がん率が上がり、
「うつ」になって、自殺する傾向にあるのだという。
うつによる自殺者の60歳前後の男性は、
100%コレステロールを下げる薬を飲んでいるのだという。
長寿には、ナチュラルキラー(NK)細胞を活性させることが重要で、
声を出して笑うことがいいそうだ。
あと、きのこやヨーグルトのR1もいいらしい。
ちなみに、R1は、奥村先生が開発したものだとか。
運動すると、NK細胞は活性化するが、
激しい運動の後は、急激に低下するのだという。
奥村先生曰く「皇居ランナーは、一般の人の5倍は風邪をひく。」
そう言われると、やっぱり走るのはやめておこう、って思ってしまう(^^;
酒もたばこもやって、好きなもの食べ、
健康診断も受けずに、人のせいにして、好きなように生きる。
いわゆる「不良」であることが、「長寿」の秘訣なんだとか…(^^ゞ
ただ、「酒は百薬の長、されど、万病のもと」
中国古代の史書「漢書」の言葉だ。
ゴルフ場で突然死する人の原因は、「前日の深酒」なんだとか…。
肝に銘じよう…(^^;
始めまして!
CHRICOさん経由でお伺いさせて頂きました。
“タバコが脳にいい”
始めて知りました。
私は、酒は辞めて10年程経ちますが、タバコだけは辞められず、1日3箱くらいは吸っています。
しかし、ストレスは日々、溜まる一方です。笑
大変良い記事で勉強させて頂きました。
ありがとうございます!
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asesorlegal999さん、はじめまして(^^♪
CHIRICOさんのブログでコメントは拝見しておりました。
お酒やめられたとは、すごいですね(^^)/
煙草…、確かに脳にはいいそうですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で…。
3箱は少し多いかもしれません”(-“”-)”
誤解を与えるような記事ですいません。
でも、我慢することでストレスになるようなら…難しいですね。
奥村先生に量を聞いておけばよかったですね(^^;
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何でも過ぎてはいけないですものね。笑
私の場合は、全てにおいて「過ぎる」傾向があり、酒も、嗜むのでは無く、流し込む感じの呑み方をしておりました。笑
そのせいで、現在、慢性肝炎を患っております。
仕事が仕事なもので、ストレスが多いのです。タバコもやはりストレスからによる過剰摂取だと云えますね。
やはり、少し減らないとですね。
ありがとうございました!
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そうだったんですね。
それですと、やはり少し減らした方がよさそうです…。
煙草以外のストレス発散方法が見つかるといいですね(^^)/
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はい!
ありがとうございます
m(__)m
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こんにちは。昨日、健康診断の結果が返ってきました。人間長く生きていれば、どこかに多少問題があるのは当たり前で、あまり気にしすぎてもツマラナイと思っていたところです。不良になろうっと!笑
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Sachieさん、こんにちは(^^♪
確かに、気にしすぎで病気になるような気もします。
「病は気から」ですからね(*^^)v
適度に不良。「ちょい悪」がいいのかな?と思います(^_-)-☆
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お久しぶりです、いろいろ読ませていただいて、コレステロールのところで止まりました。薬を飲んでいるので。はじめは40代のころ,たまたま計ったら300を超えていたためです。1年ほどでやめて、食事で何とか収まりました。56歳の今、また飲み始めています。更年期も入り、食事だけでは280くらいになってしまうので。でもいつも止めたいと思っています。コレステロールが高いとがんとは別に心筋梗塞や、脳梗塞の危険があるといわれているのはどう思いますか?また興味ある情報お待ちしています。
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neko70520678さん、こんにちは(^^♪
お久しぶりです。お元気でしたか?
今回の講演で奥村先生が、総コレステロールの話をしていたので、そのまま記事にしたのですが、重要なのは、総コレステロールではなくて、HDL(善玉)コレステロールと、LDL(悪玉)コレステロールの比率なんです。どんなにLDLが高かったとしても、HDLが高ければ問題ない、という考え方を今はしています。
LDLをHDLで割った、LH比ですが、1.5以下できれいで健康、2.0以上で動脈硬化の疑い、2.5以上で血栓の可能性、心筋梗塞のリスクあり、と判断します。おっしゃる通り、LDLコレステロールが高ければ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクは高くなります。一度、LH比を計算されてみて、もし、異常があれば、LDLを下げ、HDLを上げるようにしてみてはいかがでしょう?
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ありがとうございます。薬を飲むと、計算上LH比は1.7ですが、飲まないと2.1ぐらいになってました。LDLもHDLも高いので、これもまた微妙なところで、いくら食事制限をしたところで、限界があるし、薬も一番副作用の少ないもので、1日おきに飲んでます。なるべく薬はやめたいんですけどね。もうじき検査に行きます。どうもありがとうございました。
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そうでしたか。おっしゃる通り、確かに食事制限だけでは、限界があるかと思います。ウォーキングとかもいいですが、確か、膝が痛かったですよね…。とりあえず、次の検査待ちですね。少しでもいい結果だといいですね(*^^)v
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面白い内容ですね。勉強になります。個人的にはストレスに負けない強い胃腸の持ち主が社長に向いているような気がします。
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kenkomanagerさん、こんにちは(^^♪
はい、面白い講演でした(*^^)v
確かに、ストレスに負けない強い胃腸の持ち主が社長に向いてそうです。
胃腸に関しては、鍛えるといっても、難しいものがありますからね…”(-“”-)”
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折角、準備をされた研究論文を本番で発表出来なくて残念でしたね。ストレスが寿命には最大の敵であることは分る気がします。極端ですが昔、有名だった植木等さんの映画・無責任男を思いだしました。こんな風に生きられたら良いな~とも思いましたが長生きだけが人生ではないとは思います。それぞれの人生哲学や責任感もあって妥協出来ない事が多くありますね。「血圧(上)200以上、総コレステロール300以上でなければ薬は飲むな」にも驚きました。私も血圧降下剤を飲んでいますが140を超えたら、すぐ服用を言われました。医者は薬を処方したくてうずうずされているような気がします。この薬による副作用(肝機能の数値大幅悪化)もありました。また、血圧が200を超えても頑として薬を飲まなかった友人が登山中に心筋梗塞で急死しました。等々あって、今なお服用中です。何が正しいのか?明確な答えがあれば最高ですが現状では無い様で、皆さんこれらの難問を一生懸命研究して頂いているのでしょうね(^_-)-☆
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wakasahs15thさん、こんばんは(^^♪
人生、どういう風に生きるか、人それぞれですが、私はピンピンコロリでいきたいと思ってます(^^)/ 欲をいえば、太く長く ^^) ~~
血圧に関してですが、140で薬はちょっと早いような気がします。
そのぐらいの数値であれば、食生活などで改善される確率が高いですから。多くの医師は160超えると薬を出すようですが、140越えで薬を出す医師も確かにいますね。ただ、200を超えても薬を飲まないというのは、やはり危険だと思います。心筋梗塞で、ということは、LDL(悪玉)コレステロール値が高く、動脈硬化だった可能性がありますね。そうなると、血圧だけの問題ではなくなってきます。あと、血圧の高い方に登山や激しい運動はお薦めできないです…”(-“”-)”
総コレステロールというのは、LDL(悪玉)とHDL(善玉)を足してますので、今はあまり指標としては使わず、LDLをHDLで割ったLH比を参考にしています。LDLが多くても、HDLが多ければ問題ありません。そういう意味の総コレステロール300ではないかな?とも思います。
医学というのは、日進月歩で、昨日まで正しかったことが、今日は間違っているということもあります。研究で新しいことが解明されるのはうれしいことですが、薬漬けにされ、それによる副作用で寿命が縮まるのだけは、勘弁と思ってます(*^^)v
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有難うございます(^^♪医者は本当に患者の事を思って薬を処方してくれているのか?病院の売上の為にかと疑いたくなる場合もあります。自分の知識が無いので結局、医者の言われる通りになってしまます。
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やはり、医師の言う通りにしてしまいますよね。私もそうです。
奥村先生も医師とは喧嘩しない方がいい、と言ってました(^^;
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はい、不服そうな顏をしても喧嘩だけはしないようにはしてます(^_-)-☆
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↑途中で送信してしまいゴメンなさい。
私も当然ピンピンコロリ派ですが中々希望通りにはいかないのが現実ですね。私も薬漬けによる副作用は気をつけなければと思っています。tabisurueiyoushiさんはお詳しいので参考にさせて頂ける点が多くて嬉しいです(^_-)-☆
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途中で送信…私も何度かやったことあります(^^;
薬に関しては専門外ですので、薬剤師の知人に聞いたりしてます(^^)/
幸運にもまだ西洋薬を飲む必要がない状態で、このままいけたらなあ…と思ってます。
単なる趣味ブログですが、少しでもwakasahs15thさんの参考になっているのであれば嬉しいです。
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西洋薬を飲む必要がないなんて素晴らしい健康体ですね。常日頃の生活面で注意されてるからでしょうね、素晴らしいです。漢方薬での予防が一番のようですね(^_-)-☆
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そうなの~驚きの連続です!でもうれしい♪
血圧って最近140以上とかコレステロールも悪玉が少しでも多いと健康診断でうるさいのよね。
私も血圧高めで悪玉コレステロールもあるって診断書もらって医者に行く方がいいのか迷ってたけど、行かないでいいね。気にして病気になる方がばからしいってことよね。
自分で具合が悪くなったら医者に行けばいいってことね( ^^) _U~~
ストレスがやっぱ一番よくない。これがやっぱ一番かな(>_<)
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astro26さん、こんばんは(^^♪
まあ、血圧140が一つの指標みたいなとこありますからね~。
140くらいであれば、生活習慣で元に戻ったりもするので、そこまで深刻に考えることはないのかな?とも思います。160超えてたら、多分、明け方に後頭部の頭痛とか、いろいろ異変が出てくると思います…。
悪玉コレステロールが高いからと、それだけで問題があるとは言い切れないです。善玉(HDL)との比率ですから。悪玉(LDL)が多くても善玉(HDL)が多ければ問題ありません。LDL÷HDLが1.5以下で健康、2.0以上で動脈硬化の疑い、2.5以上で血栓の可能性、心筋梗塞のリスクあり、になります。
自分の具合が悪くなったら、絶対に病院に行った方がいいです(*^^)v
ストレスは本当によくないと思います。ストレスがかからない生活が一番ですが、現代人にはなかなか難しい問題ですね(^^;
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いろいろありがとうございます。この記事は私の永久保存版です。
区の健康診断で私は医者で測ると血圧が160から170(;’∀’)下も90以上! でも家ではかると140前後の80程度。後頭部に頭痛ってのはないな~・・
幸い近所の医者は無理に薬を処方するタイプでなく、ちゃんと人を見ているタイプの医者。
家で一応血圧は測るようにしてます(すぐ忘れますが)
体調は今のところとても良いのでやっぱり気にしないのが一番なんですね♪
ホントに医学も日進月歩で説も変化しますよね~ 健康オタクの私はこういう話大好きなんです。ありがとね( ^^) _U~~
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確かに、160~170だと、高いと言われるでしょうね。
私も栄養指導していますが、言います(^^;
ただ、病院などで測ると10~20上がる人が多いのも事実です。
かかりつけのお医者さんがいい人で良かったですね。
今回のお話は、奥村先生のお話をそのまま書いてまして…(^^;
それでも、少しでも参考になれば、嬉しいです(*^^)v
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やはり先人の言葉は貴重ですね~。
憎まれっ子世にはばかる、とも、善人ほど早く死ぬ、とも言いますし😅
発表、残念なことでしたね…😢。
でも、準備などで費やした時間と労力は、そのままtabisurueiyoushiさんの身になっていることと思います。
貴重なお話、ありがとうございました。
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KYOさん、こんばんは(^^♪
憎まれっ子世にはばかる、善人ほど早く死ぬ。確かにそうですね(^^;
ねぎらいのお言葉、ありがとうございます。
身になっていると、信じたいです(*^^)v
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こんにちは、旅する管理栄養士さま。
なるほど、と思いながら読ませていただきました。
小さな美容室ながら、従業員を抱えて経営をしていると、家にいても常に仕事のことを考えてしまいます。
ストレスを抱えることが、仕事のようなもので、ああ寿命削ってるなぁ、、と。
なので旅は僕の命を繋ぐ特効薬なのです。
旅先にあまり人が訪れないような秘境を求めるのも、その反動でしょうね。
不良オーナーを支えてくれるスタッフがいてこそでしょうが、これかも人生を楽しんでいきたい、と思います!
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CHIRICOさん、こんばんは(^^♪
やはり経営者の方ですと、雇われの人間とは比べ物にならないストレスがあると思います。しかし、そのストレスを解消する方法をすでにご存知なので、素晴らしいことだと思います。
CHIRICOさんの旅のブログには本当に癒されています。
人が訪れない場所ですと、自然の「気」が傷ついていないので、癒しには効果があるかもしれませんね。これからも元気に旅をして、ブログに書いてください。楽しみにしてます(*^^)v
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こんにちは。
とても勉強になります。
英語でも“everything in moderation” と言いますから。
嗜好品は、上手に使うとストレス発散効果になると考えますが、個人によっては、依存症になる危険性もあるので、なかなか難しい分野ですね。
様々な方面で研究は広がってますから、話しが聞ける機会は嬉しいですね。
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saishokusyugiさん、こんばんは(^^♪
英語でも、ほどほどに…ってあるんですね。
嗜好品、ほんとそうですよね。私はチョコレートが好きで、食べると食べ過ぎてしまいますが、食べないとそのまま過ぎてく…(^^;
今回の講演は、目からうらこ的な話があって、本当に面白かったです(*^^)v
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