宝塚歌劇団~ベルサイユのばら

宝塚歌劇団「ベルサイユのばら」
池田理代子原作の言わずと知れた超大作。
宝塚歌劇団の代名詞といっても過言ではない。

これは2007年12月に訪れたベルサイユ宮殿ロンドンパリ2007 272.JPG

有名な鏡の間

12月は天気が悪く、光の入り方が少ない”(-“”-)”
夏に行った時は、光がたくさん入って、とってもきれいだった ^^) ~~
でも、お庭は春のが花が咲いていて綺麗だった~(^^♪

「ベルサイユのばら」

現在、梅田芸術劇場で2月16日から24日まで、
「ベルサイユのばら45~45年の軌跡、そして未来へ~」を上演している。
(*注:公演は終了しています。)

これは、現役生徒ではなく、OG公演。
宝塚は退団後も、こういったOG公演が多い。

しかし、OGの公演は、正直、そこまで興味はない(^^;
姿月あさとさんや、春野寿美礼さんなら別だが‥‥(^.^)

私が、初めて宝塚大劇場で観た作品は、
2001年星組公演「ベルサイユのばら2001-オスカルとアンドレ編」

2階後方の席だったけど、衝撃的な(観劇)デビュー作だった(^^♪
以後、はまったことは言うまでもない(^.^)
ただ、ここ数年は年に2~3回くらいしか行ってない(^^;

しかし、慣れとは恐ろしいもので、
最初は2階の後ろの席でも感動してたのに、今は1階10列でも満足できない”(-“”-)”
でも、生で舞台を見ることはやはり楽しい(^^♪

さて、話を戻して、
宝塚歌劇団「ベルサイユのばら」は、
1974年にトップスター榛名由梨主演で月組で上演された。

以後、さまざまな組で上演されている。

あまり知られていないが、宝塚版「ベルサイユのばら」は、
大きく分けると2つのバージョンがある。

男装の麗人、オスカルを主役にした「オスカル編」と、
スウェーデン貴族フェルゼンを主役にした「フェルゼン編」だ。

私はやはり、オスカルが主役になっている「オスカル編」が好きだ。

ただ、これもすべてが同じストーリーではなく、少しずつアレンジが加わっている。
新作の方がおかしなストーリーになっていることもあり…”(-“”-)”

その「オスカル編」での最高傑作(だと思う)のは、
2001年星組公演「ベルサイユのばら2001-オスカルとアンドレ編」だ。

キャストももちろんだが、この作品はよくできてると思う(←何目線?)

「オスカル編」にフェルゼンやアントワネットは登場しないが、
(フェルゼンとアントワネット登場しない、ベルばらってどうなの?…( ;∀;))

2001年星組公演「オスカルとアンドレ編」には登場する。
だから、作品としてまとまってると思う(^.^)

主役を演じた、星組トップスター、稔幸さんは、まさにオスカルが当たり役。
97年「エリザベート」のフランツがちょっと…だったのは置いといて…(^^;
この人、オスカルなんじゃないか?と思ってしまったほどだ(^.^)

マリーアントワネットを演じたのは、トップ娘役の星奈優里さん。
この人は、決して美人ではないが(←失礼)、
気品があって上品で、高貴な感じでとてもよく似合っていた。

アンドレはトリプルキャスト。
私が舞台で観たのは、香寿たつきさん。
性格についていろいろ言う人もいるが、アンドレは香寿さんがよかったと思う。

フェルゼンは安蘭けいさん
この作品はオスカルが主役なので、フェルゼンを演じるのは3番手クラス。
とうこ(安蘭)さんは歌も芝居もうまく、
ちょっと身長が足りないが、フェルゼンがよく似合っていた。

エトワールは、はいだしょうこさん(千琴ひめか
圧倒的な歌唱力で、度肝を抜かれた!(^^)!
今は、あんな不思議ちゃんだけど…(^^;

「フェルゼン編」や「フェルゼンとマリーアントワネット編」は
本来「ベルばら」の主役であるはずのオスカルやアンドレが脇役であるばかりか、
1幕の1時間30分が、オスカル編のダイジェスト版のような、よくわからないストーリー。

2幕の冒頭に「オスカルは死んだよ」というベルナールのセリフ…
なんて、雑な…(>_<)と思ったのは、私だけではないだろう…

フェルゼンとマリーアントワネットに焦点をあてており、
オスカルの死後、アントワネットが断頭台で処刑されるまでを描くので仕方ないかもしれないが、やはり「ベルサイユのばら」の主役はオスカルであろう。

ただ、今までにいろいろな組やトップスターが演じているが、
最初にも書いたが、微妙にストーリーが違う。

宝塚歌劇団は、「作品ありき」ではなく、
「生徒さん(タカラジェンヌのこと)ありき」で役をあてるので、
その時、その時の演者によって、ストーリーが微妙に変えられるのかもしれない。

また、スピンオフ作品として、「アンドレ編」「ジェローデル編」などもある。
アンドレはともかく、ジェローデル主役って、どうなの?って突っ込みたくなる( ;∀;)

「ベルばら」を観たいって言う人に、私は迷わず
「ベルサイユのばら2001-オスカルとアンドレ編」をお薦めしている。

ただ、宝塚作品を観たいというのであれば、私は迷わず、
エリザベート」をお薦めする。
但し、2002年花組公演(春野寿美礼主演「エリザベート」)←ここ重要!!

ただ、あくまでも私の個人的意見です(^.^)

宝塚歌劇団~ベルサイユのばら” への16件のフィードバック

  1. 宝塚の熱狂的なファンだけに流石にお詳しいです(@_@) 1階2~3列は近くで迫力満点だと思いますが席はネット予約で簡単に出来るのでしょうか?そんな事ないですよね~。VIP客に予約優先権が与えられるような気がしてならないです(^_-)-☆

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    1. wakasahs15thさん、こんにちは(^^♪
      私なんて、熱狂的なファンの人に比べると、初心者みたいなものです。
      ファンクラブにも入ってないですし(^^)/

      前方の良席はホームページの一般販売では、まず買えないです。
      最近、少しだけ話題になりました、私設ファンクラブが買い占めてますから…(*_*;
      ただ、サイドブロックの席であれば、運が良ければ買えます(^^♪

      私は宝塚ファン用の転売サイト?のようなところで買うこともあります。
      定価以上での販売を禁止しているサイトなので、額面通り、またはそれより安い値段で買えます。
      ただ、このサイトは、あくまで行けなくなった人の為の救済サイトなので、いいチケットがあればラッキーと言う感じです。私も、母親が足を骨折してしまい、行けなくなったため、売却したことがあります。
      良席があるのは別のサイトになりますが、それだと金額は天井知らずです。ひいきのジェンヌさんがいない今、額面以上は払えないですね…やっぱり。

      10年くらい前までは、一般販売日には完売ということもありました。
      今は、席を選ばなければ、ネットでも買えます(^^♪
      あと、確実に前方の席がとれるので、阪急交通社の宿泊プランを利用してます。ただ、値段は…高いです( ;∀;) 両親が行くので便乗している感じです(*^^)v

      VIP客…そうですね。阪急の関係者であれば、簡単にチケットがとれるでしょうね”(-“”-)”
      あと、私設ファンクラブの上客であれば、最前列なんて簡単だと思います。ただ、1公演期間につき数百万円程度、預けておく必要があるそうです。好きに使って~的な感じで…( ;∀;) お金が余ってればやりたいですが…夢のまた夢です(>_<)

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      1. 救済サイトがあるんですか!それは素晴らしいです。宝塚歌劇団に拍手です(^^♪ 大きな利益をとって転売するサイトばかりと思いこんでいました。先般のファンクラブの脱税問題があって一部のファンだと思いますが多額をつぎ込んでおられるようで、そんな熱心なファンを裏切って儲け税金を払わないと知ってがっかりしていた所です( ^)o(^ ) 阪急旅行社は納得出来ますね。やはり庶民が正規の価格で見られるのが一番です(^_-)-☆

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      2. あ、救済サイトは、ファンの人が運営しているものです…。
        といっても、制作発表とかにいつも行かれてるので、単なるファンなのか分かりませんが…(*_*;
        そのサイトは手数料も何もいらないので、行けなくなった時は本当に便利です(^^)/

        阪急交通社の宿泊プラン、転売サイトで知らない人に高額払うくらいなら、阪急交通社に払った方がいいと思い利用してます。ただ、もう少し安かったらうれしいんですけどね(*_*;

        脱税問題…残念ですね。というのは、北翔さんは脱税とは程遠い存在でしたから。私設ファンクラブは素人運営ですので、どこの会も経営はかなりずさんです。あくまで聞いた話ですが…。
        ただ、宝塚の場合は、舞台に必要な鬘やアクセサリー靴などすべて自前なので、私設ファンクラブがないと成り立たないのも事実です。テレビや雑誌に出演する際の服も自前です。

        北翔さんのお母様が言われていたファンクラブプール金というのが、先ほどのコメントで書きました、預けておくお金、なんです。自分が見たい時はチケットをとってもらい、預け金からチケット代をひきます。そして余ったら会に寄付、という形だそうです。その預かり金を申告しなければいけないとは思わなかったと言われれば、そうだろうなあ~とも思いますが、余ったお金は寄付という形でファンクラブに入っているので、やはり収入として申告する必要はあっただろうとは思います。

        チケット困難や脱税問題…。いずれにせよ、劇団がきちんと経費をもち、ファンクラブを公設にしていれば、起こらなかった問題かもしれないな、と思ってます(*^^)v

        いいね: 1人

      3. その運営されてるファンの方は、ご自分が過去に困った痛みを分っておられるので運営されているんでしょうね?阪急旅行社は歌劇団と言うドル箱を持っている強みでしょうか。
        私は知ら無い事ばかりです(^^)/スターの皆さんは全て自前なんですね(@_@)なんだか相撲のタニマチと良く似てますね。ファンクラブもきちんと預かり金として区別して、年一回は預り金の残高報告をファンに出しておれば税務署も認めると思います。費用はかかるけど税理士に相談していたら、あんな問題は起こらなかったと思います。宝塚歌劇団は今や世間に認められた大歌劇団ですから、団員にもきちんと給与?(又は経費)を払い正式なファンクラブをも作って透明性をもたせる必要ありですね(^_-)-☆

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      4. タカラジェンヌさんはお嬢様が多く、お金を払ってでも舞台に立ちたい人たちばかりで、身内だけでやっているのであれば、ファンクラブも何もかも内輪でやればいいのですが、一般販売している以上、公平さが重要だなあと思います。
        ネットをやらない高齢者や確実に良席がとりたければ、阪急交通社でチケットをとるしかなく、高くても払いますからね~(^^;

        給料は阪急の社員くらいは出てるようです。ただ、それ以上に必要経費が相当かかるみたいです。
        確かに相撲のタニマチと似ていると思います。ファンクラブにいかにたくさんお金を出すかで、自分が上客になれるわけですから…。税理士さんに相談すればよかったのにと、私も思います。タカラジェンヌさんのご両親は経営者が多いですが、北翔さんのご両親は公務員だったので、その辺が上手にできなかったのかな?と。ただ、公務員であったからこそ、そんなはずはないと驚きました(-_-)

        戦前の少女歌劇と言われた時代ならともかく、今の時代にあった運営をしてもらいたいな~と思います。

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      5. 仰る通りですね~。お金持ちは見栄もあってお金に糸目をつけないんでしょうか?

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      6. 私のサラリーマン時代の同僚の娘さんも宝塚でした。やはり同僚のお父様が会社経営者でした。お金がないと宝塚へ入れないのは辛いですね。宝塚は特別だと言われないように奨学資金や優秀な人は無償化などを真剣に考えるべき時代だと思います。

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      7. わ~、そうなんですね~、同僚さんの娘さんすごいですね~(^^)/
        お金がないと入れないというわけではないですが、入学するためのお稽古代も半端ないですから、そういう人が多いのは事実ですね。ただ、そうじゃない人もいますよ。全くレッスンしてなくて入ってしまう人もいます。先ほどの北翔さんもそうですし、有名な人だと檀れいさんとかもそうです。
        ただ、お金がかかるのは事実で、それをファンクラブ任せにしてるのはよくないですよね。最近は昔のようにスターがいないのは、華のある人は宝塚ではなく、芸能界に入るからだと思います。もっと優秀&華のある人が宝塚に入って欲しいな~なんて思います(*^^)v

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  2. あぁ〜っ、宝塚のベルばらっ! 私もオスカル編が好きでしたっ。母がかなり熱いファンなので、時々連れて行ってもらっていました。最初にみた宝塚は「風と共に去りぬ」でした。あぁ、今思い出しても切なくなります。一階のそんな席を手に入れるの。。。コネがないと難しいんじゃないですか?! 羨ましいです〜。

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    1. papricaさん、こんにちは(^^♪
      やっぱり、オスカル編がいいですよね~(^^)/
      昨日、記事を書きながら、「ベルばら2001」のDVD観てました(^^;
      何度見ても、目が見えないアンドレに「何故付いてきた~~(>_<)」とオスカルが絶叫するシーン。泣けます(T-T)

      「風と共に去りぬ」はトップスターは誰でした?
      私は、凰稀かなめさんレッドバトラー、朝夏まなとさんスカーレットで、大劇場で観ました。和央さん&花總さん版はDVDで観ました(*^^)v

      1階センターブロック10列以内であれば、阪急交通社の宿泊プランでとれます。ただ、高いので両親が行く時に便乗してます(^^; あとはネットか、知り合いに頼むこともあります。

      宝塚は私設ファンクラブが、悪く言えば牛耳ってる感じなので、劇団四季に比べるとチケットをとるのは至難ですね。でも、ジェンヌさんは、劇団からの給料も少なく、舞台に上がるための鬘やアクセサリー、靴まで自前なので、ファンクラブがないと成り立たない部分もあって…。いっそ、私設ファンクラブではなく、公設ファンクラブとして劇団が管理するようになれば、チケットも簡単にとれるのではないかなあ~とも思ってます(*^^)v

      いいね: 1人

  3. ヅカファンでらしたんですね~。
    ベルばらは昭和時代、ごく一般お人達にまで宝塚が知れ渡った記念的な作品ですね。
    原作が大好きだったので、TVで放映された宝塚の舞台を何度かみましたが、そんなにバージョンがあったとは知りませんでした。
    でも、録画した訳でもないのに「愛~それは~けだかく~」は歌えます(笑)

    ベルサイユ宮殿、私が行ったのは2001年くらいの冬でした。
    原作ファンの例にもれず、鏡の間はもちろんのこと、オスカル最後の肖像のベースとなったルイ14世のレリーフやアントワネットの胸像など、ベルばらならではの写真を撮りまくったのも懐かしい思い出です😊。

    いいね: 1人

    1. KYOさん、こんばんは(^^♪
      原作いいですよね~。
      オスカルが撃たれて亡くなるシーンは、漫画であっても泣けます(>_<)
      宝塚版でも泣けますよ。ただ、演者さんの演技力によりますけど(^^;

      「ベルばら」はTVでもよく放送されてますね。
      エリザベートとかの海外ミュージカルは再演もほぼ同じなんですが、「ベルばら」だけはいつも違うんですよ。人によって好みはあると思うのですが、私は2001年版のオスカルとアンドレ編が好きです(^^)/
      「愛~それは~」は「愛あればこそ」というタイトルで、テーマ曲のような歌ですよね。
      「愛~それは~、」と、愛、愛って言ってるのに、最後に突然、「世界~はひとつ~」と言い出して??な感じも、ベルばらワールドですね(^^)/ 
      宝塚ではよく、話の最後に「宝塚はひとつ」なんてジェンヌさんが言ったりしますが、それは「愛あればこそ」の「世界はひとつ」からもじってるもので、それはそれで笑えます(^.^)

      2001年にベルサイユ宮殿に行かれたのですか??
      私が初めてベルサイユ宮殿に行ったのは、2001年の2月です。
      もしかして、お会いしてたりして??
      初めて行った時は、宝塚を見る前でしたが、漫画を読んでるので、興奮して写真撮りまくってました(*^^)v

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  4. みっちゃんのニュースのプール金、コメント返信でよく分かりました!
    なるほど〜、そういう仕組なのですね、、、

    みっちゃんはとても素敵で真面目な元ジェンヌさんだけに、今回のニュースでそれを知らない一般の方が悪いイメージを持ってしまうのが個人的には本当に残念です。。。

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    1. akalunaさん、こんにちは(^^♪
      みちこは歌が上手くて、好きなジェンヌさんの一人です。
      若い頃はエリートだったのに、伸び悩んで苦労されてトップになりましたからね。それだけに芸事一筋というのは頷けます。

      宝塚が好きな人であれば、みちこがいかに一生懸命な人かというのを知っていると思うので、「知らなかった。」と言われれば、本当にそうだろうな、と思います。でも、やっぱり知らない人が多いので、ヤフーニュースのコメントとかで、ひどい言い方をしている人が多く悲しくなります”(-“”-)”
      結婚もされて、これから!という時だっただけに、今後の活動に支障がないといいなあ、と思ってます(*^^)v

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