今回の旅の目的の1つ、生元薬行で診察してもらう\(^o^)/
てなことで、行ってみた。
生元薬行
外国人でも診察してもらえ、処方薬が購入できる。
「診察して欲しい」と伝えると、「こちらへ」と別の店舗へ案内される。
遠くに「生元」と見えるところが診療所
生元薬行の診療所。
漢方医が常駐していて、診察(問診、舌診、脈診など)を行う。
診察は、日本語通訳付きでNT$300(1140円)
北里大学東洋医学研究所の漢方ドックは4500円だったので、かなり安い。
申込用紙に、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、いざ診察。
診察室には、やさしそうなおじいちゃん先生がいた。
まず、主訴(一番つらい症状、または一番相談したい内容)を話す。
私の場合は、偏頭痛と子宮筋腫。
主訴についていろいろ、質問を受ける。
偏頭痛については、いつごろからなのか、いつ痛むのか、どこが痛いのかなど。
子宮筋腫については、筋腫のサイズや、月経の状態(生理痛の有無など)
次に血圧を測る。
その後、舌診、脈診。
ひととおり診察が終わると、先生はしばらく考え込む。
治法を考えているのかなあ…?
すると、処方箋に書いたのは、
「血府逐瘀湯」(けっぷちくおとう)
血府逐瘀湯!!
活血化瘀に疏肝理気の効能を持ち、気滞血瘀に用いられる方剤。
ストレスで頭痛や便秘をひきおこす私はまさに、気滞血瘀。
*血瘀の診断は、舌が紫色っぽい、月経にレバー状の塊が出るなど。
さらに、続けて書いたのは、
「芎帰膠艾湯」(きゅうききょうがいとう)
芎帰膠艾湯??
それって、止血の薬では???
補血と止血が主で調経(月経異常を整える)、安胎を兼ねるもの。
血虚も少しあるからなのかなあ…(*_*;
さらに、
沢蘭(たくらん)…
活血・調経・利水消腫。
瘀血による月経の遅れや生理痛、産後の浮腫などに用いる、婦人科の常用薬
香附子(こうぶし)…
肝鬱気滞による調経止痛の要薬。「気病の総司、女科の主帥」
延胡索(えんごさく)…
活血行気・止痛の良薬で、気滞血瘀による諸痛に有効
白芷(びゃくし)…
風寒による頭痛に効果がある。
牡丹皮(ぼたんぴ)…
血熱兼瘀滞に常用する。
陳皮(ちんぴ)…
気滞に用いる。理気健脾、和胃止嘔、燥湿化痰にすぐれている。
上記の生薬が追加された。
一緒に夫も診断してもらう。
彼は「補中益気湯」「参苓白朮散」
胃腸が弱い人の、お決まりの処方(^.^)。
さらに沢瀉、厚朴、麦芽、神曲、鶏血藤、半夏が追加されました(^^♪
診察が終わると、薬行に戻り、オリジナル漢方を作ってもらう。
たくさんの薬箱。中に生薬が入っている。
オリジナル漢方を、1か月分購入した(2週間分もある)
金額はNT$1580(6004円)*薬によって値段は違う
粉で1日3回食後に服用するのだという。
漢方薬は食前服用が多いのだが、薬が少し強いのかもしれない。
右の筒の中に入っているのが、オリジナル漢方。
小さく見えるが、縦15㎝、直径8㎝。
付属のスプーン2杯が1回の量。
左上のチューブは生元薬行おすすめのパック、
西太后が使っていた玉容散の進化版、慈禧玉容のサンプル。
敏感肌の人だと、少しピリピリすると言われ、怖くてまだ使ってない(^^;
日本で方剤を購入した場合、方剤1つで1か月1万~2万円はする。
購入したオリジナル漢方は、2つの方剤に生薬が追加されている。
このオリジナル漢方、処方箋があれば日本からの追加オーダーも可能だとか。
1か月飲んでみて、調子がよかったら追加してみようかな (*^^*)
*参考文献
「中医臨床のための方剤学」神戸中医学研究会編著
「中医臨床のための中薬学」神戸中医学研究会編著
tabisurueiyoushiさん、こんにちは。今更ですが、あけましておめでとうございます。
本場の漢方、興味深いです。私は、フランスで漢方医(フランス人、でも医者の資格はなく、針もやっている)のところに通っています。一年に数回行くだけですけど。漢方薬は別の専門業者のところにオーダーして配合してもらい、後でウチに送られてくるのですが、詳細をきちんと見たことなかったです。当然フランス語で書いてあるので、「生姜」くらいしか知っている単語がないので後はスルーしてしまうというか。。。毎回10種類くらいのものの配合なので、今度は一つづつちゃんと調べてみようと思います。今年もよろしくお願いします!
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nikonikomaisonさん、こんにちは。そして、あめましておめでとうございます(^^♪
フランスにフランス人の、漢方医さんがいるんですね ~。
しかも、オーダーメイド漢方薬を飲まれているんですね(^.^)
フランス語の処方箋…。確かに難しいです。私には読めない(>_<)
世界中に漢方医はいるとは聞いてましたが、ハーブがあるフランスにも漢方医がいるとは驚きました(^^)
今年もよろしくお願いします(*^^)v
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tabisurueiyoushiさん、漢方医と言ったけれど、医者の資格は持ってなくて、針と漢方処方をしている人なんです。たぶん、相当少数派だと思います。ところが、針となると結構フランス人に受け入れられているようで、普通の内科医というか、かかりつけ医がやっていたりします。(その場合は保険もきく)ただそんな医者の針ってどうなの?と思って、わざわざ針だけを専門にやっている人、ということで探して、ずっと通っています。
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確かにそうですね。
私も鍼治療して欲しいとは思いますが、鍼灸師の知人が、個人の力量がかなり違うというので、日本で受けるのでも怖い気がします(>_<)
中国の場合、鍼灸師も医者なのでいいと思うのですが、中国はまた別の意味で怖くて…。
といっても、北京中医薬大学病院ならいいかと思って、打っちゃったんですけどね…(^^;
鍼はやっぱり経穴や経絡を知ってる人に打って欲しいので、専門の人がいいですよね。
私も、肩こり、頭痛、股関節通があるので、信頼できる鍼の専門家をみつけたいと思います(^^)/
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「生元薬行」店名をメモしました。予約なしでも診察が可能なんでしょうか?
沢山の処方薬が出ましたが、購入した場合は一つずつ包装されて飲むのでしょうか?それとも一つの症状に対して混ぜて一つにしてくれるのでしょうか?あまり多いと混乱しそうなのでお聞きする次第です。値段も現地だと手ごろですね。台湾なのにHK$での支払いなんですか?
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wakasahs15thさん、こんにちは(^^♪
予約なしでも診察可能ですよ(^^)/
お店に問い合わせたら、予約した方がいいと言われましたが、時間がよめないので、予約なしで行きました。
私たちが行った時は誰もおらず、すぐ診察してもらえました。
診察中に2組くらい来ていたので、その人達は1時間以上待っていたと思います。
診察は2人で1時間くらいかかりましたから。
処方薬はすべて混ぜた状態で出されます。
筒に入っているのが、全部混ざった状態です。それを1日3回、1回につきスプーン2杯飲みます。
最初は粉を水で飲んでいたのですが、苦くて飲みにくく、今はお湯に溶かして飲んでいます。
お湯に溶かすと苦みもそれほど感じず、飲みやすいです(^.^)
通貨の件、ご指摘ありがとうございます。
NT$の間違いです( ;∀;)
なんで、HK$って書いたんでしょう…(>_<)
本文、直しました。ありがとうございました(*^^)v
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詳しく教えて頂いて有難うございます(^^♪水でなくお湯で飲むと薬の苦味が減ると言うのを初めて知りました(^^♪
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あ、いえ、粉を溶かさずに飲むと苦いので、水に溶かして飲むと苦くなかったということです(^^♪
漢方薬はぬるま湯が一番吸収がいいので、お湯に溶かしてます(^^)/
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さすが、成分を把握しているので診断にも興味がわきますね。私は薬の成分はチェックするようにしていますが漢方は全く知識がないので。この間、日本の薬局で主人に勧められた風邪薬が漢方が入っていそうだったので聞いてみるとミミズだそうで。成分を知りたがるしゅ主人には無理と思い別のにしました。🤒
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saishokusyugiさん、こんにちは(^^♪
ミミズが入ってましたか(^^;
ミミズは地竜といって、高熱の痙攣や、熱による咳、関節痛、排尿困難に使います。
中薬は結構、動物を使います。サソリ、ムカデ、蚕の幼虫などなど…。
先生は動物はよく効くといいますが、やはり気持ち悪いですよね”(-“”-)”
私も苦手です(>_<)
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そうなんですね。せっかく症状を聞いてレコメンドしてくれたのでしょうけど。
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お店の写真見て驚きました。。。
同じお店に行ってましたwww
そこで私は、キクラゲを買って料理に使ってます☆彡
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白川君さん、こんにちは(^^♪
キクラゲ、生元薬行で買われたものだったんですね~。
てっきり、迪化街で買われたのかと思ってました(^^)/
私もキクラゲ、買おうかどうしようか迷ったのですが、結局買いませんでした(^.^)
白川君さんのブログを見て、買えばよかったなあ~と後悔してます”(-“”-)”
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