長い、長い夜が明けた。
まだ左手は点滴をしたまま、尿管も入っており、傷口は痛む。
朝、看護師が体温と血圧を測りに来る。
体温は37.3℃
少し微熱があるようだ。
痛みがあるので、ロキソプロフェンを処方され飲む。
朝10時頃、担当医が来る
「出血も少なく、術後の傷もいいですよ。」
出血が少なかったのは、田七人参のおかげかな?
「咳が出るんですけど、我慢した方がいいですか?傷口が開いたりとか…」と聞くと、
「咳は我慢しないで。
それに、咳したぐらいで傷口が開くような縫い方してないし(^_-)-☆」
かわいくて、若い、
いや、若く見えただけかもしれない女医さんだったけど、
しっかりした人だった。(←あたりまえ?)
「そんな縫い方してないし!」って言われたのが、
安心したのと同時に、話し方は穏やかだけど、自信がある感じで、
ドクターXのあの女優のようだった(^^)/~~~
その後、看護師が来る。
体温37.7℃
熱があるのは、術後だからだという。
看護師さんに手伝ってもらい、手術着からパジャマに着替えて起き上がる。
立った時、内臓が動く感じがする。
ずっと寝てたから?
それとも10㎝の嚢腫を摘出したため、臓器が動いたのか??
看護師さん付き添いで、点滴の棒?を引きながら病棟内を一周してみる。
少しのことで傷にひびき、前かがみで、ものすごくゆっくりしか歩けない。
部屋に戻ると、どっと疲れが出て、全身から汗がでた。
でも、歩けたので、尿管を外してもらえた。
お腹の傷の場合、歩いた方が回復が早いという。
1時間おきに病棟内を1周していた。
水を飲んでいいということなので、
水を飲み、田七人参も服用再開。
モリンダ社のタヒチアンノニジュースも再開した。
12時になり、約42時間ぶりに食事。
昼食はこれといっておいしいものではなかった…。
病院食とはこんなものなのか??
(私は栄養士だが、病院に勤務した経験はない…)
食後しばらくすると、肩が痛くなる。
こめかみの偏頭痛が肩にある感じ。
ちょうど、検温にきた看護師さんに聞いてみると、
腹腔鏡手術で使用した炭酸ガスが動いたか、
ずっと寝てたから凝ってるか、だとか。
しばらくすると、右わき腹にガスがあるような、張ってるような変な感じに。
炭酸ガス、入れたんだったら抜いといてほしいよなあ~。
午後は病棟内を2週してみた。
家族が来たので、16時ごろ、地下の売店まで行ってみた。
握力がないのか、少しの重さのものでも持っていられない。
戻ってくると、朝、初めて歩いた時と同じように、
疲れがでて、どっと汗が出る。
やはり、動けるといっても、あまり無理はしない方がいいようだ。
夕方5時ごろ、点滴が痛み出した。
手術の前に刺したままの針。
血管に3㎝程度入っている。
点滴の針のところだけでなく、その先のところまで痛い。
外れていたら困ると思い、看護師を呼ぶと、
点滴の種類によって、痛みが出るのだとか。
外れていた場合の痛みは、そんな程度ではないらしい…。
アミノ酸が含まれている点滴は痛く、水分点滴はそこまで痛くなかった。
点滴の種類で痛みが違うなんて、知らなかった。
夕方6時になり夕食の時間。
昼食の時も感じたが、主菜の味が濃すぎる。
こんなに塩分が高くていいものか??
自分はどちらかというと薄味の方だが、病院の食事を濃いと思うとは…。
しかし、対象?的に、副菜は味がない…。
まさか、プラスマイナス0とか、ないよね??
食後の体温は36.7℃。
少し下がり安心した。
夜9時、ようやく点滴を外してもらえた。
やっぱりいろんな管はないほうが身軽でいい。
しかし、予定では明後日退院。
こんなんで退院できるものなのか??
謎…。